ハイレバレッジの倍率よりもロスカットが大事

FX(外国為替証拠金取引)では、より大きな倍率のハイレバレッジを利かせることで、より小さな/少ない投資額が出来るようになります。

ただし、少額投資をする場合、ハイレバレッジの設定と合わせて、損失を防止するための強制決済がされる「ロスカット」にもご注意下さい。

ロスカットレベル(ロスカットされるライン)が、100%に海外FX業者では、ハイレバレッジの総額投資が出来ても、すぐに追加入金が求められる可能性が高いためです。

海外FXのハイレバレッジなら、証拠金が少なくなる仕組み

  • 例1:1,000ドル(0.01 lot)の取引&レバレッジ25倍
    1,000 ÷ 25 = 40ドル(約4,000円)
  • 例2:1,000ドル(0.01 lot)の取引&レバレッジ500倍
    1,000 ÷ 500 = 2ドル(約200円)
  • 例3:1,000ドル(0.01 lot)の取引&レバレッジ1,000倍
    1,000 ÷ 1,000 = 1ドル(約100円)

「ハイレバレッジであるほど儲かる」という表現は、正確には「ハイレバレッジの海外FXなら、より小さな証拠金でトレードが出来る」と言えます。*

* FXで使われるレバレッジ(Leverage)とは、レバー(Lever)を語源としたテコの原理を意味する言葉です。

ロスカットレベルが高いと、取引が楽しめない理由

FX・CFD取引のようなレバレッジ取引(証拠金取引)には、「ロスカット」という重要な仕組みがあることを理解しておいてください。

ロスカットとは、一定の証拠金維持率を下回ると自動的に取引終了(強制決済)させられる、損失防止の仕組みです。**

** 証拠金維持率 = トレードに使える有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100[%]

そして、ロスカットされる証拠金維持率を、ロスカットレベル(Loss Cut Level)またはロスカットライン(Loss Cut Line)と呼びます。

海外FXのハイレバレッジで、初期投資額をどんなに抑えることが出来ても、ロスカットレベルが高い場合、

少しの含み損で、すぐにロスカットさせられて、再度トレードを開始するために、追加入金が必要となります。

  • 例4:1,000ドル(0.01 lot)の取引&レバレッジ1,000倍
    1,000 ÷ 1,000 = 1ドル(約100円)
ロスカットレベル 取引継続に必要な証拠金
150% 1.5ドル
(約150円)
100% 1.0ドル
(約100円)
50% 0.5ドル
(約50円)
20% 0.2ドル
(約20円)

最低限の資金 = 必要証拠金と同額のみ、入金した場合、ロスカットレベルが100%なら、1円でも含み損が発生すると、すぐにロスカットされます。

反対に、ロスカットレベルが20%なら、ー80円の含み損まで耐えられるため、100円の入金で海外FXのトレードを楽しむことが出来ます

それでも、まずは最大レバレッジが一番高い海外FX業者で取引を始めたいという方は、3,000倍が設定できるFBS(エフビーエス)から始めましょう。

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*** ロスカット(Loss Cut)は、ストップアウト(Stop Out)や自動強制決済とも呼ばれます。