リーマンショックから10年で世界は回復できたのか

「100年に1度」の金融危機から10年、世界はアメリカを筆頭に景気回復を遂げつつある。

世界大恐慌以来の金融・経済危機となったリーマンショックを引き起こしたリーマン・ブラザーズの破綻は、2008年の9月15日のことだった。あれから10年が経過したが、世界はリーマンショックの傷から回復したのだろうか?

アメリカの「米国第一」が世界の景気後退を引き起こすか?

トランプ大統領が掲げ実行する公約は、景気後退のトリガーとなるかもしれない。

今年になってからトランプ政権の「アメリカ・ファースト」政策が次々と実行され、アメリカは多くの国に対して追加関税などをかけてきた。 しかし他のほとんどの国はそれに対して対抗措置を打ち出している、このような状況が続くとアメリカ経済、果ては世界経済も拡大から後退に転換する可能性がある。

最初の利上げ時期に関しECB内で意見が分かれる - 利上げ時期「早ければ7月」の声も

量的緩和を終了するECB内でも利上げ時期について意見が割れている 今年末を持って量的緩和を終了することが決まっているECBだが、緩和終了後の最初の利上げ時期についてメンバー内でも意見が分かれていることが分かった。 ECBは現在月300億ユーロの...