海外FXで噂されるVDP(ヴァーチャル・ディーラー・プラグイン)とは?

海外FXのVDPとは?

海外FXのVDPとは、提供市場(配信レート)をコントロールするMT4サーバー用のプラグインのことです。

VDPは、Virtual Dealer plug-in(バーチャル・ディーラー・プラグイン)の省略した文字です。

プラグインと呼ばれますが、VDPはMT4サーバーの安定稼働や取引環境を安定提供することを目的としたMT4の基本的な管理ソフト(管理機能)の1つです。
そのため、海外FX業者に提供されるメタトレーダーサーバーに最初から組み込まれています。

VDPのような管理ソフトは、MT4以外の他の全ての取引プラットフォームでも同様の機能が存在します。呼び方や機能が違うことはありますが、VDPが導入されていない取引プラットフォームはありません。

悪魔のプラグインと呼ばれて嫌われているVDP

VDPは、悪魔のプラグインデーモン・プラグインとも呼ばれます。

VDPが悪魔のプラグインと呼ばれる理由は、スプレッドの異常な広がりなどが発生した時に、それらが海外FX業者のディーラーがVDPを使って価格操作していると噂されているからです。

そして今では一番人気の海外FX業者 XM(XMTrading)でも下記の様にVDPを使っていません、と明記しているほどです。

“リクオートは一切なし – Virtual Dealer Pluginなし”
– XM(XMTrading)の日本語公式サイト「執行方法」

実際に今では多くのトレーダーがVDPにより管理されることを嫌っており、海外FX口座で配信レートや約定に問題が起きた時はVDPによる影響と疑われて、たびたび海外FX業者はSCAMや詐欺業者だとが叩かれています。

VDPは何ができるのか?

海外FXのVDPは具体的に何をするプラグインかというと、トレーダーの目線で解説をすると「儲かっている人のトレードを儲からなくしてしまう」プラグインと言われています。

悪魔のプラグインとも呼ばれるVDPが発動すると、以下のような現象が起きます。

  • 高確率のスリッページ
  • 高確率の約定拒否
  • 高確率の約定遅延
  • 回線の不安定化

上記は、VDPによるトラブルや不都合な取引の一例で、VDPが嫌われる理由です。

VDPによる約定拒否や約定遅延、回線不通等が組み合わさると、ただの不利益としては許容できないレベルのトレードも起り得えるます。

VDPの発動条件と利用状況

海外FX業者のディーラーはVDPの発動条件のトリガーを設定することも可能で、注文枚数や建玉の保有時間、時間帯などで発動が設定されている海外FX業者もあります。
VDPは、トレーダーごとに個別にオンオフの切り替えをすることもできます。

ただし、海外FX業者側としては、トレーダーに不要なストレスとを与えることを望みません。

そのため、海外FX業者側ではVDPの様々な設定や条件を調整して、実際にVDPを使用しているかどうかの判別や確認を難しくしています。

VDPで行政処分を受けた海外FX業者も

しかし、過去の口コミやレビューなどを探ると、やはり悪魔のプラグインの過度な実行や乱用が疑われる海外FX業者が存在することは事実です。

また、実際にVDPの乱用が発覚して、行政処分を受けた海外FX業者や発覚していても悪びれることなく使用している海外FX業者もいます。

みんなで海外FXでは、そうしたVDPの乱用や悪質な噂や疑いのない海外FX業者を選別しています。

しかし、もし、みんなで海外FXで紹介している業者においてVDPの疑いを持ってしまった時や事実を見つけてしまった際には、ぜひご報告ください。

全てのトレーダーにとってVDPは大事なことのひとつですので、確認等をしっかり行っていきたいと思います。

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VDPだと勘違いした報告が多い件について

みんなで海外FXでも、このVDP(ヴァーチャル・ディーラー・プラグイン)について度々質問を受け回答しています。
また、VDPに関わるFAQやコラムは、いずれも非常に人気があります。

しかし、最近は、実際にVDPが乱用されたケースは減っています。
それは、海外FX業者側がVDPの利用をするとトレーダーのクレームになるため、一様に利用を減らしている(設定を抑えている)ためです。

それでも、不利益が発生した時にVDPのせいだ、というトレーダーの報告は増える一方です。

  • 「海外FX業者にVDPを使われた」
  • 「VDPでストップ狩りやレートずらしされている」
  • 「VDPのせいで損をした」など

これは、VDPの存在やVDPに関する知識が、ビギナートレーダーにとっても当たり前になってしまったからだと考えられます。

マーケットが引き起こした滑りやトレーダーの単純な負けなど、何でもかんでも疑わしいものは全てVDPの仕業だとするトレーダーがとても増えています。

VDPの話題は増えていますが、まずは話半分くらいで耳を傾け安易にすべてを信じてしまわないことも、トレーダーとしてブレない海外FX業者選びをするポイントかもしれません。

市場限界をVDPだと勘違いをしている例

例えば、海外FX業者が提供するマーケットと配信レートやその注文の許容値は、無限ではありません。
海外FX業者のLPやマーケットには、常に技術的な限界やマーケットが受けれる注文の許容量の限界があります。

そのマーケットと取引プラットフォームの限界は、トレーダーが想像しているよりも低くて小さく、レバレッジを利用した大きな取引をする場合は個人トレーダーや少額のトレーダーでも簡単に限界に手が届いてしまいます。

また、限界は、マーケットの環境などその時々の環境や条件で変化しますので、相場の閑散期などは通常よりも限界値が低くなります。

トレーダーが、マーケットや取引プラットフォームの限界に近づいた場合、VDPなど管理ソフトの設定がなくてもスリッページや約定拒否などの不都合な取引が発生します

いわゆるアイフォ戦士を自称するトレーダーのハイレバレッジ取引のように、フルレバでゼロカットか爆益かというようなトレードなどが無理な例として挙げられます。

このようなケースでのトラブルや不都合な取引は、業者側の限界を超えただけであり、VDPではありません

こうしたVDPだと勘違いしている例は、資金力がない新興業者(提供環境が十分ではない海外FX業者)で頻繁に起こっています。
スタートしたばかりの海外FX業者でVDPの報告が上がった場合には、VDPの前に提供市場を疑ってみましょう。

新しい海外FX業者でなくても、昨今のVDPに関する報告のほとんどがVDPではなくこうした勘違いのケースです。

どんなに無理な取引をしてもどんな不都合も起きない取引プラットフォームは、デモトレード完全なノミ行為を行っている業者となります。ノミ業者の場合、受け取れる利益に上限が設けられたり、出金時のトラブルなど、別の面での不都合が想定されます。

マーケットデプスをVDPと誤解している例

実際に海外FX口座でFX取引で注文をぶつけるマーケットには、LPがいて、LPの先に取引相手がいるため、マーケットデプスが存在します。

マーケットデプスとは、日本語で市場の深さと呼ばれ、市場の流動性を意味する言葉です。
取引環境の快適性を示す言葉と理解しておいて下さい。

マーケットデプスが深く厚いほど、マーケットでは大量の注文を受け付けられるだけの許容力を持ち、それに伴ってスプレッドが狭くなります。海外FX業者では、十分なマーケットデプスがあることを「豊富なリクイディティー」や「十分な流動性」などと表現します。スプレッドが狭い海外FX業者で「流動性」や「リクイディティー」という言葉が多用されるのは、こうした理由があり具体的なアピールポイントとなるためです。

通常、FX取引における注文は、その時に配信されているスプレッドで注文が処理(約定)され、トレーダーはおおむね満足いく注文結果を得ることができます。

しかし、マーケットが受けつけられる注文には、前述の通り許容力の限界があります。
その限界の1つがマーケットデプスであり、注文が大きくなるほどその注文はデプスの深いところまで進み注文の処理を行わなければいけなくなります。

ロット数が少ないほど、マーケットデプスの浅いところで配信レートに近い値で注文が処理されますが、ロットが大きくなるとマーケットデプスが深くなり注文が処理されにくい状況が発生し、深いマーケットデプスではスプレッドが広がります

言い換えると、デプスはマーケットの濃さです。また、デプスは浅いところほどマーケットが濃く、深いところほど薄くなります。
用意されたマーケットデプスが深くなるほどたくさんの注文が受けられますが、デプスが深くなるほどマーケットが薄くなるため注文が通りにくくスプレッドも広くなります。

マーケットデプスと流動性は、状況により同じ意味を示します。海外FX業者から「流動性の低下によるスプレッド拡大」などと説明を受けた場合は、マーケットの許容値が低下していると考えましょう。

こうした取引環境下で、高ロット(大ロット)のトレーダーの注文が滑ってしまうなどの不都合が発生し、VDPやSCAMと騒がれてしまうケースがあります。
このケースでは、流動性(デプス)が十分に用意できていない業者側の落ち度にも感じますが、技術的な限界のため改善しようがありません。

また、マーケットデプス流動性の不足による不都合は、10ロット前後といった比較的小さいロットでも起こりえます。

主にA-bookの話です、顧客の注文を呑むB-bookの場合は海外FX業者側の資金的に左右されます。

参考:海外FXのAbookとBbookとは?

FxProの例

VDPの勘違いと似たようなケースで、2016年にFxPro(FXプロ)がストップ狩りを行っているのではないか、と話題になったことがありました。

STPブローカーと呼ばれる海外FX業者で取引しているトレーダーであれば承知のことですが、ストップ狩りの根拠として提示されているレートのぶれは、市場提供元に起因するブレです。

FxProでストップ狩りの事実はありません。
しかし、ネガティブな情報は拡散されやすく、事情通を自称する悪意を持った人間たちに話題にされてしまったために信ぴょう性を持ってしまっています。

また、このFxProのケースは、当時のFxPro社員(FxProの中の人)金融のプロを自称するアフィリエイター、さらにその間にいた2者の知人であるトレーダーの3者が個人的に結託して起こしたネガティブキャンペーンでもありました。当時のFxProのネガティブキャンペーンを行ったFxPro社員は、直前に別のFX会社でも同じトラブルとネガティブキャンペーンを行っており、FxProにおいても採用直後から経営に対する不満を繰り返す問題を抱える人物だったため、短期間でキプロスを離れています。

FxProの会社詳細はこちら

VDPの情報も同様に拡散されやすい

FxProについては、今日現在も、ストップ狩りについて解説しているサイトがありますが完全に間違いです。
そのため、該当サイトの運営者および執筆者がFXの仕組みを理解しているのか(理解していない)という判断基準になると思います。

VDPの情報は、前述のFXProの例のように拡散しやすく話題にしやすくなって、次々新しい情報が出てきます。

鵜呑みにすることなく冷静に真偽を判断してください。