下記の解説・説明は、あくまで一般的な海外FX業者における入金および出金の制限・条件の考え方(ポリシー)です。

要点1:出金方法で出金できる金額の上限が違う(出金額の制限)

海外FX口座(取引口座、海外口座)へ入金した資金および取引で獲得した利益は、トレーダーの資産です。

ただし、AML(アンチマネーロンダリング、マネーロンダリング防止)の観点から、全ての入金額と利益は自由に出金できません。

出金制限や出金条件があり、原則的に銀行送金またはオンラインウォレット(電子決済サービス)でのみ、入金額以上の稼いだ利益を出金できます。

以下の表は、海外FX業者(海外FX会社、海外FXブローカー)の一般的な出金できる金額の制限の例です。

出金方法出金できる金額
クレジットカード入金額まで
デビットカード入金額まで
ビットコインなどの仮想通貨入金額まで
オンラインウォレット出金制限なし
国内銀行送金出金制限なし
海外送金出金制限なし

VISAやMastercardなどのクレカでも、海外FX口座へ入金可能です。
ただし、上記の通り多くの海外FX業者で入金した金額以上は出金できません。

クレジットカード入金とデビットカード入金では、海外FX口座からの出金が返金(払い戻し、支払いキャンセル)の扱いとなります。
そのため、出金額の総額が入金額を上回る出金は行えません。

一部の海外FX業者では、暗号資産と呼ばれるようになった仮想通貨(暗号通貨)のビットコインやリップルなどでも、入金額総額以上の出金を行えます。
オンラインウォレット(eWallet(eウォレット))で出金する場合、一部の海外FX業者では入金履歴・入金実績が必要な場合があります。

もし、クレジットカードで限度額まで出金し終わったら、残りの金額は出金額の制限がないオンラインウォレットや銀行送金で出金します。

要点2:入金方法と同じ方法で出金をしなければいけない(出金方法の順番)

海外FX業者では、AMLの観点から「出金総額が入金額と同額になるまでは、入金方法と同じ方法で出金しなければならい(入金額を相殺させなければならない)」という原則があります。

特に、一度でもクレジットカードまたはデビットカードでの入金実績がある場合、入金額と同額分までは第1優先で入金したクレジットカードまたはデビットカードを選んで出金しなければいけません

そして、入金額を超える、いわゆるFX取引で獲得した利益分に当たる資金の出金は、クレジットカードではなく銀行送金やオンラインウォレットで出金します。

一般的な海外FX業者における海外FX口座から出金順位は、以下の通りです。

  1. クレジットカード、デビットカード
  2. 仮想通貨
  3. オンラインウォレット
  4. 銀行送金

ただし、基本的にはクレジットカードおよびデビットカード、仮想通貨で出金できるトレーダーは、それぞれの方法で入金実績があったトレーダーに限られます

例えば、クレジットカード入金の実績がない場合は、クレジットカード出金はできません。

正確な海外FX業者の出金ポリシーは、各社の日本語公式サイトからご確認下さい。

海外FXにおいて入金や出金がおこなえる方法は、あくまで海外FX業者と同じ名義のカードや銀行口座、オンラインウォレットに限られます。名義が違うほかの人の口座からの入金や、別の名義人へのオンラインウォレットや銀行口座への出金はできません。

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海外FX口座からの具体的な出金例

次に、いくつかの海外FX口座からの出金例をあげてわかりやすく解説します。

  1. クレジットカードだけで海外FX口座へ入金した場合の出金について
  2. クレジットカードとオンラインウォレットで海外FX口座へ入金した場合の出金について

例1)クレジットカードだけで海外FX口座へ入金した場合の出金について

以下は、クレジットカードだけで海外FX口座へ入金した場合の出金の例です。

  1. クレジットカードで1万円入金して、トレードで3万円の利益を獲得
  2. 出金可能な4万円のうち、1.5万円を出金申請
  3. 1万円はクレジットカードで出金
  4. 残りの5,000円は銀行送金で出金
  5. 以降の出金は、全て銀行送金

上記の通り、クレジットカード出金できる金額は、クレジットカード入金した金額までとなります。

クレジットカードおよびデビットカード利用時の詳細な支払い・払い戻しのフロー

どのクレジットカードにもデビットカードにも、「ショッピング枠」と「キャッシング枠」という2つの支払いカテゴリーがあります。

海外FX口座の入金・出金では、「ショッピング枠」という通常の買い物利用時と同じカテゴリーで支払い・払戻しが行われます

海外FX口座へ1万円入金した場合は、クレジットカードの利用履歴に1万円の買い物をした時と同じ記載がされます。

そして、クレジットカード出金する場合は、カード会社側の処理としては利用額の払い戻し(支払いのキャンセル、返金)として扱います。

また、払い戻しとなるため、クレジットカードやデビットカードのポイントも取り消しとなります。

海外FX口座から1万円出金した場合は、クレジットカードの利用履歴に1万円の買い物をキャンセルした時と同じ記載がされます。

海外FX口座からの出金がカードへの払い戻しで実行される限り、海外FX業者からトレーダーのクレジットカードまたはデビットカードへの入金というフローにはなりません。
そのため、クレジットカードおよびデビットカードでは、入金額と同額までしか出金できない出金ルールになっています。

上記の理由から、クレジットカードやデビットカードへ出金した場合はすぐに出金されません。カードの翌月の決済の締め日の前であれば、翌月にキャンセル扱いで出金されます。もし、カードの翌月の決済の締め日の後であれば、翌々月にキャンセル扱いで出金されます。

例2)クレジットカードとオンラインウォレットで海外FX口座へ入金した場合の出金について

以下は、クレジットカードとオンラインウォレットで海外FX口座へ入金した場合の出金の例です。

  1. クレジットカードで1万円入金して、さらにオンラインウォレットで2万円入金
  2. トレードで4万円の利益を獲得
  3. 出金可能な7万円のうち、3.5万円を出金申請
  4. 1万円はクレジットカードで出金
  5. 残りの2.5万円はオンラインウォレットで出金
  6. 以降の出金は、全てオンラインウォレットまたは銀行送金

一度でもクレジットカード入金またはデビットカード入金を利用すると、入金した順番にかかわらずカードへの出金(払戻し)が第一優先となります

始めからオンラインウォレットで出金依頼(出金申請)をしても出金できないというエラーが発生します。
出金拒否や利益没収などの出金トラブルと勘違いしないようにしましょう。

海外FX口座へ入金できない、海外FX口座から出金できない理由や原因

海外FX口座へ入金できるのは、お客様本人(本人名義)のものだけです。
出金も同じで、海外FX口座の名義と違う人への手元へ出金依頼(出金申請)できません。

クレジットカードやデビットカード、オンラインウォレット、銀行送金でも他の人の名義で、海外FX口座に登録されている名前と違う場合は、入金も出金もできません。

  • 入出金できる:Taro Yamadaの海外FX口座とTaro Yamadaのカードや銀行口座など
  • 入出金できない:Taro Yamadaの海外FX口座とTarou Yamadaのカードや銀行口座など
クレジットカードやデビットカードで入金できないというご相談は、多くがカードのローマ字と登録した名前が違うことが理由・原因です。

日本の国内銀行ならどこでも海外FX口座へ入金、海外FX口座から出金できるとは限らない

また、そもそも金融取引商品に関わるサービスの会社へ海外送金できないことが原因で、海外FX口座へ入金できないケースがあります。

例えば、ソニー銀行では海外FX口座への海外送金はほぼ不可能です。
ソニー銀行口座から海外FX口座へ入金できません。

ただし、海外FX口座から海外送金で日本のソニー銀行の口座への出金はできます。

ソニー銀行や新生銀行、住信SBIネット銀行、楽天銀行などは、海外送金で出金したい際に発生するリフティングチャージ(中継銀行の送金手数料)が安いことで人気です。

反対に、一部の銀行口座は海外送金の受け取りが困難なため、海外FX業者から始めから〇〇銀行へは出金できませんと指定されていることがあります。

入金はクレジットカードやデビットカードでもいいですが、利益分を出金できる銀行口座がない場合は銀行口座を事前に用意して下さい。

実際の出金ポリシー・利益出金ルール

上記の出金ルールは、一般的に多い海外FX業者の入金方法と出金方法の条件・制限です。

正確には、海外FX業者ごとに微妙に違います。

例えば、XM(XMTrading)では基本的にオンラインウォレットでも利益の出金はできません。
Tradeview(トレードビュー)では、仮想通貨でも利益が出金できます。

XM(XMTrading)の場合

例えば、海外FX業者 XM(XMTrading)の出金優先順位と出金額の制限は以下の通りです。

一度でも上位の入金実績があると、そちらが優先されます。

第1優先:クレジットカード、デビットカード
ただし、出金できる金額は入金額まで
第2優先:仮想通貨 ビットコイン(Bitcoin)
ただし、出金できる金額は入金額まで
第3優先:オンラインウォレット(SticPay、bitwallet、BXOne)
ただし、出金できる金額は入金額まで
第4優先:海外送金(銀行送金)
入金額以上の利益が出金できる(入金は国内送金)
XM(XMTrading)は仮想通貨入金に対応していましたが、2019年10月以降は仮想通貨送金および仮想通貨FX(仮想通貨CFD、ビットコインFX)が出来なくなっております。

XM(XMTrading)の詳しい出金ルール