未決済のオープン・ポジションが、翌日へと日を跨ぐことをロールオーバーと呼び、ロールオーバーが行われると通貨ペア間の金利差によるスワップポイントがお客様口座へ自動的に反映されます。金利が安い通貨を高い通貨で購入するケースの取引の場合、スワップポイントが付与されることなく、搾取されますので注意が必要です。

ロールオーバーとは?

「ロールオーバー(Rollover)」または「ロールオーバー・スワップ(Rollover Swap)」は、未決済の注文を翌日へ持ち越すことを意味します。

FXは、週末や祝日を除いた24時間実行できますが、取引プラットフォーム上に表示されるサーバー時間がFX会社ごとに決まっており、23:59から0:00へと変わると、未決済の注文(オープン・ポジション)は翌日へ持ち越されることになります。

各社のロールオーバーのタイミングはこちらをご確認ください。

ロールオーバーに伴うスワップとは?

ロールオーバーという定義があることから分かる通り、ロールオーバーがされると作業が自動的に発生し、通貨ペアを組む通貨間の金利差の差額分から計算された金額(スワップポイント)が、トレーダーへ付与もしくはトレーダーから搾取されます。

通貨に政策金利というものが設定されておりますので、FXでUSD/JPY 100.00の買い注文を行った場合、1ドル当たり100.00円の米国ドルを購入したことになり、米国ドルの金利を受け取ることができるという想像ができます。

ただし、実際には日本円とのペアであり、日本円を売却した分の金利も意識する必要があります。そこで、金利に基づいた計算がされ、スワップポイントが決定します。

スワップが付与されるケース 金利が高い通貨を、金利が低い通貨で購入(買い注文)した場合
もしくは
金利が低い通貨を、金利が高い通貨で売却(売り注文)した場合
スワップが搾取されるケース 金利が低い通貨を、金利が高い通貨で購入(買い注文)した場合
もしくは
金利が高い通貨を、金利が低い通貨で売却(売り注文)した場合

付与もしくは搾取されるスワップポイントは、各社のスワップ関連ページで日々更新され、掲載されています。

スワップポイントの発生および反映のタイミングは?

スワップポイントは、週末および祝日をのぞく毎日、ロールオーバーが実施されるたびに発生します。

その額の反映は、自動的にFX会社によつて実行されるため、トレーダーが手を煩わせる必要はありません。

※ ただし、通常、水曜日から木曜日へのロールオーバーにおいては、土日の調整などの理由でスワップポイントが3倍となります。

FX会社一覧