同じCFD銘柄でも先物(Future)と現物(Spot、Cash)があります。違いは何ですか?取引するならどっちがオススメですか? 目次

  1. 多くの海外FX業者が、先物と現物の両方を取り扱っている
  2. 先物と現物の4つの違い
    1. 1.先物と現物でシンボルが違う - 先物と現物は別の銘柄
    2. 2.先物では、スワップ金利が発生しない
    3. 3.現物では、株主配当相当の調整金がもらえる
    4. 4.先物では、取引できる期限が決まっている
  3. 先物と現物は、どっちがオススメ?

多くの海外FX業者が、先物と現物の両方を取り扱っている

多くの海外FX業者(海外FXブローカー海外FX会社)が、ドル円などのFX通貨ペアのほかに下記のようなCFD銘柄を取り扱っています。

  • 日経平均株価などの株価指数(インデックス)
  • 金や銀などの貴金属(メタル)
  • 原油や天然ガスなどのエネルギー
  • 米国株などの株式(ストック、シェア)
  • 小麦などのコモディティー
  • Bitcoinなどの仮想通貨
CFDとはContract For Difference(コントラクト・フォー・ディファレンス)の略称で、日本語で差額決済取引を意味します。仮想通貨CFDは、ビットコインFXや仮想通貨FX、BTCFXとして呼ばれます。

さらに、例えばXM(XMTrading)IronFX(アイアンFX)などの一部の海外FX業者では、日経平均株価指数などにおいて同じ名前でも取引条件が異なる先物現物という2種類の銘柄を取り扱っています

ここでは、XMの株価指数CFD銘柄を使って先物(商品先物)と現物の主な違いを解説します。

以降の説明は、あくまでもXM(XMTrading)における先物と現物の違いであり、各海外FX業者で取引環境と取引条件が違うことがあります。

先物と現物の4つの違い

海外FX業者 XM(XMTrading)では、株価指数CFD銘柄で先物(商品先物)と現物の両方を取り扱っている

以下の4つが、海外FX業者 XM(XMTrading)における先物と現物の違いです。

項目 現物 先物
1 シンボルの表記 JP225CashのようにCashがつく JP225-MAR20のように期日がつく
2 スワップ金利 買い注文も売り注文もマイナススワップ 発生しない
3 配当金調整 受け取りまたは支払いが発生 発生しない
4 取引期限 期間制限なし 満期日(限月)あり

1.先物と現物でシンボルが違う – 先物と現物は別の銘柄

海外FX業者 XM(XMTrading)の取り扱い銘柄が先物か現物か見分けるポイントは、MT4やMT5に表示されるシンボルです。

シンボルの違い
現物 —Cash
先物 —MAR30

例えば、日経平均株価の現物取引ではJP225Cashと表示されます。

また、日経平均株価の商品先物ではJP225-MAR20のように、シンボルの後ろに取引期限がくっつきます

同じ名前の先物と現物の銘柄でも、先物と現物は別の銘柄ですので、チャートやレート、スプレッドも違います。ただし、XMでは先物と現物の銘柄は取引できる時間は同じです。

2.先物では、スワップ金利が発生しない

海外FX業者 XM(XMTrading)の先物の銘柄では、スワップ金利が発生しません。

スワップ金利の違い
現物 発生する
先物 発生しない
実際にMT4やMT5で確認すると、現物ではロングスワップ価値およびショートスワップ価値の表示あります。しかし、先物ではそれらの項目がそもそも表示されません。

先物ではスワップ金利(スワップポイント)が発生しないため、サーバータイムで翌日まで先物の銘柄のオープンポジションを持ち越しても、スワップ金利による儲けや損失は発生しません。

現物のスワップは、売りも買いもマイナス

海外FX業者 XM(XMTrading)で現物の銘柄を取引する際は、スワップ金利に注意が必要です。

XMの株価指数における現物の銘柄のスワップ金利は、売り注文(ショートポジション)でも買い注文(ロングポジション)でも基本的にマイナススワップとなっています。

マイナススワップの場合、サーバータイムで翌営業日までオープンポジションを持ち越すたびにスワップ金利分だけ取引口座の有効証拠金からマイナスされます。

XMの株価指数のスワップ金利(スワップポイント)はサーバータイムで午前0時から数分経過した後に更新され、トレーダーの有効証拠金に反映されます。水曜日から木曜日にかけてのスワップ金利は通常の3倍となります。また、サーバータイムで午前0時は、日本時間で午前6時または午前7時になります。

3.現物では、株主配当相当の調整金がもらえる

海外FX業者 XM(XMTrading)の現物の株価指数CFD銘柄では、配当調整金(Dividend)と呼ばれる株主が通常受け取れる配当金相当の利益を受け取ることが出来ます

“現物指数のCFD商品は配当金調整の対象となります。指数の構成メンバーがその「株主」に「調整金」を支払う際、配当落ち日の00:00(時刻帯はGMT+2、夏時間に注意)において対象指数のポジションを保有していたお客様の口座に配当金調整がなされます。”
– XMの公式サイト「現物指数への配当金調整(GER30を除く)」

配当調整金は、サーバータイムで、配当落ち日の午前0時に、取引口座へ反映されます。

そして、配当調整金は、保有する保有するポジションと確定した株価指数の配当金の値を掛け合わせて導き出されます。

“買い取引の際には以下のように計算された金額を受け取ります:

配当金調整額 = 申告された指数配当金 x ロット数でのポジションサイズ

売り取引の際には以下のように計算された金額が請求されます

配当金調整額 = 申告された指数配当金 x ロット数でのポジションサイズ
– XMの公式サイト「現物指数への配当金調整(GER30を除く)」

売り注文をしている場合、配当金調整分が有効証拠金からマイナスされます。

4.先物では、取引できる期限が決まっている

海外FX業者 XM(XMTrading)の先物の銘柄には、限月と呼ばれる取引可能な期日が決まっています。

商品先物の取引期限は、限月または最終取引日、満期とも呼ばれます。

取引の期限は、銘柄ごとに異なり、取引の期限が過ぎた銘柄は、すでに存在しない銘柄となります。

期限切れの先物の銘柄は、取引プラットフォーム MT4(メタトレーダー4、MetaTrader4)やMT5(メタトレーダー5、MetaTrader5)でアップデート待機中と表示されてチャートが出なくなります

XMの公式サイトのカレンダーで取引期限を確認

海外FX業者 XM(XMTrading)の商品先物の取引期限・限月を確認する方法

海外FX業者 XM(XMTrading)の先物の銘柄の取引期限は、XMの公式サイトにあるカレンダーで確認できます。

以下は、XMの公式サイトにあるカレンダーのページの用語の意味です。

用語 意味
オープン 取引が可能となる日付
クローズのみ 取引が終了となる日付。取引期限
満期 強制決済される日付。満期の前日は決済のみ可能

また、取引期限は、MT4やMT5のシンボルにもかかれています。

例)JP225-MAR20は、3月20日まで取引できる日経平均株価

特に、自動決済される3月および6月、9月、12月という3の倍数月は、メジャーSQ(メジャースクエア)とも呼ばれます。

XMの公式サイト(xmtrading.com)

先物と現物は、どっちがオススメ?

海外FX業者 XM(XMTrading)では現物と先物の銘柄の違いが上記のようになり、加えてスプレッドが現物のほうが狭いです。

そのため、先物と現物の違いを比べると、以下のようにおススメされます。

  • スプレッドが狭く、日々のスワップポイントでマイナスが発生する現物は、秒速で取引を行うスキャルピングやデイトレードといった短期取引
  • スワップポイントがなく、余裕のある取引期限が設定されている先物は、2日以上ポジションを保有するスイングトレードなどの長期取引
ただし、上記の取引環境と取引条件における違いは、あくまでXMにおける解説です。詳細は、海外FX業者ごとの取引環境と取引条件をご確認ください。

XMの株価指数CFD銘柄の最新の取引環境と取引条件は、必ず公式サイトでご確認ください。

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