このページでは、海外FX業者が行うスプレッド・マークアップについては触れていません。代理店との契約で発生するマークアップについて解説しています。

2重マークアップとは、言葉の通りスプレッドが2度マークアップをされることを示していると思われます。

確かに、一部の代理店を通した海外FX口座のスプレッドは、2度以上マークアップされています。

マークアップとは

マークアップとは、通常の取引口座のスプレッドにさらにスプレッドを追加することです。

このスプレッドは、売買手数料にあたります。

一部キャッシュバック業者・IBでは、この徴収したマークアップ分スプレッドをキャッシュバックとしてユーザーに還元しています。

マークアップとは?

マークアップが2重となる理由

2重以上のスプレッド・マークアップは、ユーザーの口座を複数の代理店が管理していることが原因です。

キャッシュバック業者が、自分たちが自分たち以外の代理店に管理されていることを把握していないことが多く、キャッシュバック業者やFX会社に問い合わせても確認できません。

マークアップは悪いことではありません

スプレッドの狭さだけが口座の健全性、FX会社の良し悪しではありません。マークアップも一見して不都合に感じられる場面も多いですが、総合的なメリットとなることもあります。

スプレッド・マークアップの確認方法

マークアップは、キャッシュバック業者も確認できない

キャッシュバック業者・IBを通した口座とそうでない口座を並べて比べるだけで確認できるような、常にスプレッドを広げるわかりやすいマークアップであることは稀で、ほとんどの場合、ユーザーがマークアップを確認することはできません。

マークアップが2重となる理由の項目でも触れましたが、キャッシュバック業者がFX会社と交わす契約書には自分たち以外のマークアップについて記載がないため、各業者も先に自らが別の代理店によりマークアップされていることを知りません。

また、最初のマークアップは日本市場でのプロモーションそのものを担当している代理店で、キャッシュバック業者は契約した相手がFX会社ではなくその筆頭の代理店だということ知りません。もちろん、キャッシュバック業者には知らされませんので、知る方法はありません。

筆頭の代理店は、通常の代理店とは異なります

このページで説明される筆頭の代理店は、FX会社の業務を一部肩代わりしており、キャッシュバック業者などとは契約が異なります。業務の一部*を代理店が担っていることも、多くのキャッシュバック業者を勘違いさせている原因となっています。

*日本語サポートや日本語でのマーケティング、アフィリエイターの開拓など

いくつかキャッシュバック業者を確認したところ、特に新しいウェブサイトを公開したばかりの業者や業界に疎いアフィリエイターのサイトで、契約した代理店を優良なFX会社だと誤認して紹介しているようです。

どれくらいのマークアップがされているのか

新興A社の場合

マークアップの額
筆頭の代理店 日本市場の全口座
1 pip / 1 lot
キャッシュバック業者 キャッシュバック業者の下の口座
おおよそ 0.5 pips / 1 lot

新興のA社を例にすると、業務を代行する筆頭の代理店は、日本市場の全口座1pip/1lotをスプレッド・マークアップしています。

その月の預託額・取引量などの状況により、1pipから増加することもあります。

日本市場の全口座は、必ず彼らのマークアップが適用されますが、英語圏での管理の場合は筆頭の代理店がいないため異なります。

キャッシュバック業者のマークアップはおおよそ0.5pips/1lotです。

そのためキャッシュバック業者のもとで開設された口座は、1.5pips/1lotを最低として常にマークアップされています。

繰り返しますがマークアップは必ずしも悪ではありません。

代理店によるマークアップは是非が分かれると思いますが、通常のマークアップは利益相反そのものですので、FXに取り組まれる以上、マークアップに神経質になることは時間の無駄かもしれません。

マークアップとは?