FXの注文の「リミット(Limit)」と「ストップ(Stop)」の違いをわかりやすく教えてください。
FXの注文の「リミット(Limit)」と「ストップ(Stop)」の違いをわかりやすく教えてください。
FXの注文の「リミット(Limit)」と「ストップ(Stop)」の違いをわかりやすく教えてください。 目次
リミットとストップは、指値と逆指値の違い
FXにおけるリミット・オーダー(Limit Order)は指値注文という意味で、ストップ・オーダー(Stop Order)は逆指値注文という意味です。
日本語 | 英語 | 意味 |
---|---|---|
指値注文 | リミット・オーダー | 有利なレートでする予約注文または決済予約 |
逆指値注文 | ストップ・オーダー | 不利なレートでする予約注文または決済予約 |
指値注文(さしねちゅうもん)も逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)も、新規注文をする時と決済する時に使う言葉です。
具体的な注文の意味や仕組みの前に、FXの注文におけるリミットとストップの2つの言葉の簡単な意味から説明します。
リミットは、利益確保(利確)
FXでは、利益が確保できる注文をリミット・オーダー(Limit Order)といいます。
買い注文でも売り注文でも、それが決済であっても、それらが利益を確保するための予約注文であったら、リミット・オーダーです。
買い注文をする際、利幅を大きくするために、もう少し価格が下がってからだす注文もリミット・オーダーです。
ストップとは、損切り
リミットに対して、ストップは反対の損切りを意味します。
リミット・オーダー同様に、買い注文でも売り注文でも、それが決済であっても、それらが損失を限定するための予約注文であったら、ストップ・オーダー(Stop Order)です。
後述しますが、あえて不利な価格まで損失を許容して出す新規注文もストップ・オーダーと呼ばれます。
リミットとストップはあくまで考え方であり、それを知らなければ取引ができないという知識ではありません。
買い注文と売り注文ごとのリミットとストップの使い方
FXのリミット・オーダーとストップ・オーダーの違いは、注文のやり方(注文のタイミング)です。
そして、リミットとストップという言葉を使うと、買い注文(Buy、バイ)と売り注文(Sell、セル)を以下の様に4つの呼び方で表現できます。
買い注文 | 売り注文 | |
---|---|---|
今より高い価格での予約注文 | バイ・ストップ | セル・リミット |
今より低い価格での予約注文 | バイ・リミット | セル・ストップ |
上記は新規注文の場合で、決済の場合は利益が確保できた状態で決済することをリミット・オーダーといい、これ以上の損失を止めるために決済することをストップ・オーダーといいます。
買い注文のバイ・ストップとバイ・リミット
バイ(Buy)とは買い注文のことで、今より利益が確保できる予約注文をバイ・リミットといいます。
- 今より低い価格で取引開始を予約した買い注文は、バイ・リミット(Buy Limit、指値注文)
- 今より高い価格で取引開始を予約した買い注文は、バイ・ストップ(Buy Stop、逆指値注文)
バイ・ストップの場合、今より不利な価格で注文が出されるため、その分利益を失う = 損失を許容することになります。
売り注文のバイ・ストップとバイ・リミット
セル(Sell)とは売り注文のことで、今より利益が確保できる予約注文をセル・リミットといいます。
- 今より高い価格で取引開始を予約した売り注文は、セル・リミット(Sell Limit、指値注文)
- 今より低い価格で取引開始を予約した売り注文は、セル・ストップ(Sell Stop、逆指値注文)
売り注文は今後価格が下落するという予想でする注文ですので、今より価格が上がるとより大きな利益が出やすくなります。
そのため、セル・リミットはバイ・リミットとは逆で、今より高い価格で実行される売りの予約注文となります。
やすひこのコメント
2020年12月9日
日本からの新規口座開設は不可能になりました。 > 自分には通知が来てない。。。今のところ使ってないけど、今持ってる口座も使えなくなるんですかね