海外FXの税金を計算する方法

海外FX業者で開設したFX口座で利益がでた場合は、確定申告をして所得税などの税金を支払う必要があります

通常は確定申告をすることで、支払いが必要な税金の金額がわかります。*1

ここでは、だいたいの海外FXの税金の概要・計算方法を解説します

*1 確定申告が不要で、お住まいの地域の役所での住民税のみの支払いの場合は、役所に申告することで住民税の支払い額が分かります。

海外FXの税金とは?概要と計算の流れなど一覧まとめ

海外FXの税金の支払いについては、次のフローを参考にして下さい。

最新の税法(税制)や正確な確定申告の内容に関しては、お近くの税務署へお問い合わせください。
ステップ 確認内容 次のステップ
1 海外FXの利益いくらですか?
年間取引報告書に記載されている金額)
ステップ2へ
2 海外FXの必要経費はいくらですか?
(FX関連雑誌代などの領収書の合計金額)
ステップ3へ
3 海外FXの利益 – 海外FXの必要経費は、20万円を超えていますか?
(学生や主婦などの場合は、38万円を超えていますか?)
はい:ステップ5へ
いいえ:ステップ4へ
4 お近くの役所へ行って住民税を納めて下さい。
(海外FXの利益 × 住民税 約10% = 支払う税金)
(終わり、確定申告は不要)
5 所得税がかかる会社からの給料やアフィリエイト収入などはいくらですか?
(所得税の対象となる収入の合計。株式売買などは別)
ステップ6へ
6 他の所得と海外FXの利益などを含めた金額はいくらですか?
(源泉徴収票の金額 + 海外FXの利益 + 他の収入 – 必要経費)
ステップ7へ
7 全ての所得を合計した金額の税率はいくらですか?
所得税の速算表で確認。収入に応じて税率が変化 最低5%~最高45%)
ステップ8へ
8 すでに支払い済みの所得税はいくらですか?
(源泉徴収票があるなら「源泉徴収税額」の金額)
ステップ9へ
9 全ての所得にかかる税金 – 源泉徴収票の税額は、いくらですか? ステップ10へ
10 確定申告会場へ行って、申告・納税して下さい。 (終わり)
*2 上記フローは、どなたかの扶養に入っているトレーダーおよびサラリーマン(会社員)を対象にしています。プロトレーダーや扶養に入っていないフリーターなどは、海外FXで1円でも利益が出たら確定申告が必要ですのでご注意ください。

海外FXの税金および、よく比較される国内FXとの違いについては、「最新版!海外FXの税金と確定申告を解説!- 国内FXとの比較や節税方法、脱税のウワサ、確定申告の選択項目も、わかりやすく説明」も合わせてご確認ください。

確定申告をする(所得税を支払う)基準は、会社員と主婦などで違う

所得税などの支払いのための確定申告が必要な基準は、サラリーマンや専業主婦などで違います。

  • サラリーマン(会社員):20万円より多い
  • 被扶養者(主婦や主夫、学生など):38万円より多い
  • 自営業(フリーターなど):1円以上

つまり、上記の金額を上回っていない場合は、確定申告をする必要はありません

ただし、確定申告が必要になるラインの金額の計算は、海外FXの利益 – 海外FXの必要経費 = 課税されれる所得金額になります。*3

もし海外FXで50万円の利益をあげていても、セミナー代やEA購入費、入出金手数料などを含めると、-10万円の赤字の場合は、確定申告をする必要はありません。*4

*3 海外FXの利益とは、1月1日から12月31日までに決済して確定した利益だけです。12月31日のマーケットクローズ時点でオープンポジションの含み損・含み益はその年の損益に含めません。
*4 海外FX以外に、副業による副収入がある場合は、確定申告の必要があるかないかの金額の計算に加える必要があります。

海外FXの利益にかかる税金は、所得税の早算表を使って計算できます

海外FXの利益にかかる税金は、国税庁のホームぺージにある下記の「所得税の早算表」を使って、おおよその金額を計算できます。

listincometaxincludingkaigaifxprofit

課税される所得金額 所得税の税率 所得控除
195万円以上 5% 0円
195万円を超え 330万円以下 10% 97,500円
330万円を超え 695万円以下 20% 427,500円
695万円を超え 900万円以下 23% 636,000円
900万円を超え 1,800万円以下 33% 1,536,000円
1,800万円を超え 4,000万円以下 40% 2,796,000円
4,000万円超 45% 4,796,000円
*5 上記の表は、あくまでも所得税の速算表です。つまり所得税の計算を計算しやすくしくまとめた表のため、所得税の早算表で計算できる税金と実際に支払う税金には、多少の誤差が生まれる可能性があることを理解しておいて下さい。

海外FXの税金の計算は、サラリーマンの場合は会社からの給料を、主婦や学生などの場合はアルバイトやパートなどの給料を考慮する必要があります。

  • サラリーマンの場合:
    • 会社からの給料 + 海外FXの利益 + その他副業 – 必要経費 = 課税される所得金額
  • 主婦や学生などの場合:
    • アルバイト代など + 海外FXの利益 + その他副業 – 必要経費 = 課税される所得金額

上記の計算式には控除などが考慮されていませんので、正確な会社やバイト先の給与の税金がかかる所得は、源泉徴収票で確認して下さい。

上記の式で求めた課税される所得金額に、所得税の税率を掛けると、一年間の収入に対して発生する所得税が分かります。

  • 課税される所得金額 × 所得税率 5%~45% – 所得控除の金額 = 支払う税金

所得控除をマイナスすることを忘れないでください。

実際に支払う税金は、年末調整などで支払われた税金との差額分のみ

実際に確定申告をして支払う税金は、会社など勤め先が年末調整してくれている場合、差額分のみとなります。

  • 全ての収入に対して支払う税金 – 年末調整で支払い済みの税金 = 確定申告で支払う税金

ただし、上記の計算は所得税のみです。

海外FXの利益には、住民税の他に、お住まいの地域で異なる住民税や復興特別所得税がかかってきます

いずれにしても、海外FXで利益をあげて確定申告が必要かな?と感じた時点で確定申告をして税金を納めることをおススメします

「多額の経費で実際は赤字なので確定申告をしない」という理論が通らないことはないですが、後日の国税庁による銀行調査で無申告の海外FXの利益が発覚した際に、説明ができない・証拠がない場合は通常より重い税金の支払いを命じられることもありますのでご注意ください。

住民税・復興特別所得税を含めた海外FXのさらに具体的な税金の仕組みは、下記の「最新版!海外FXの税金と確定申告を解説!- 国内FXとの比較や節税方法、脱税のウワサ、確定申告の選択項目も、わかりやすく説明」をご確認ください。

海外FXの税金の詳しい仕組みはコチラ