証拠金とは、FX取引に使われるお金のこと

証拠金とは、FX取引で使われる一連のお金を意味する言葉です。*1

*1 海外FXでも国内FXでも、FX(外国為替証拠金取引)の仕組みは全く同じですので、証拠金の意味は同じです。

証拠金の正確な意味としては、FX取引を含む金融商品取引をする際に、海外FX業者などのブローカーに預けている担保金という意味があります。

ドル円などのFX通貨ペアをトレードするFX取引や、株価指数や金・銀などのCFD取引(差額決済取引)などは、レバレッジ取引や証拠金取引と呼ばれます。

証拠金という言葉の海外FXでの実際の使いかたと意味

「証拠金」という言葉だけでは、そのお金(証拠金)がFX取引で具体的にどのような意味があるのか分かりません。

実際に証拠金という言葉は単体ではなく、次の様に「〇〇証拠金」や「証拠金〇〇」という使われかたをします。

  • 必要証拠金(Margin、マージン)
  • 有効証拠金(Equity、エクイティ)
  • 余剰証拠金(Free Margin、フリーマージン)
  • 証拠金拠金維持率(Margin Level、マージンレベル)

次に、証拠金を使ったそれぞれの言葉の意味と計算方法を一つづつ解説します。

*2 人や説明によっては、「必要証拠金」を「証拠金」とい表現していることもあります。

必要証拠金(Margin、マージン)とは?

必要証拠金とは、FX取引に必要な最低限必要な資金を意味します。*2

そして、必要証拠金の求め方(計算式)は、以下の通りです。

  • 必要証拠金 = 数量(取引ロット数)× コントラクトサイズ(1ロットあたりの通貨量)÷ レバレッジ

例えば、1ロットあたり10万通貨の海外FX業者でレバレッジ500倍の取引口座を開設して、0.01ロットのドル円(USDJPY)の買い注文をしたとします。

この時の必要証拠金は、0.01 lots × 100,000ドル/lot ÷ 500倍 = 2ドルとなります。

さらに日本円口座(日本円建ての取引口座、JPY口座)なら、必要証拠金の2ドルを最新の米ドル日本円の為替レートで換算されて、必要証拠金は約200円となります。

*2 取引毎に異なる必要証拠金と海外FX業者毎/口座タイプ毎に異なる最低入金額(最小入金額)とは、意味が違います。必要証拠金が100円程度でも最低入金額が1万円の場合は、その海外FX業者でFX取引を始めるためには1万円以上の入金が必要です。

最低入金額500円の海外FX業者一覧

有効証拠金(Equity、エクイティ)とは?

有効証拠金とは、FX取引で使用できる資金と今現在使用している資金(必要証拠金)の合計金額です。

そして、有効証拠金の求め方(計算式)は、以下の通りです。

  • 有効証拠金 = 入金した資金(残高)+ ボーナス額(クレジット計)+ オープンポジションの含み損益 *3
*3 オープンポジションとは、今現在トレード中の未決済注文のことです。オープンポジションがあると為替が変動するたびに含み益か含み損が発生して、有効証拠金が変動します。

また、後述の余剰証拠金という言葉を使うと、計算式は次の様にもなります。

  • 有効証拠金 = 必要証拠金 + 余剰証拠金

例えば、1万円を入金して、100%入金ボーナスで1万円を受け取ったとします。

この時の必要証拠金は、10,000円 + 10,000円 = 20,000円となります。

余剰証拠金(Free Margin、フリーマージン)とは?

必要証拠金と有効証拠金がわかると、余剰証拠金がわかります。

余剰証拠金とは、FX取引のために開設した取引口座内にある必要証拠金以外の有効証拠金です。

そして、余剰証拠金の求め方(計算式)は、以下の通りです。

  • 余剰証拠金 = 有効証拠金 – 必要証拠金

余剰証拠金は、いわゆる次の新しいトレードに使える資金です。

新しいオープンポジションを持つと(新しい注文をすると)、余剰証拠金が減ります。

証拠金拠金維持率(Margin Level、マージンレベル)とは?

証拠金拠金維持率とは、有効証拠金に対する必要証拠金の割合です。

そして、証拠金拠金維持率の求め方(計算式)は、以下の通りです。

  • 証拠金拠金維持率 = 必要証拠金 ÷ 有効証拠金 × 100

証拠金維持率は割合ですので、%(パーセント)で表されます。

証拠金維持率とマージンコールとロスカットの関係

この証拠金維持率は、マージンコールやロスカット(ストップアウト)の基準となる大切な数字です。

例えば、マージンコールやロスカットは、海外FX業者の口座タイプの取引環境・取引条件の一覧などで次の様に書かれています。

口座タイプの例スタンダード口座
マージンコール100%
ロスカット50%

上記の意味は、証拠金維持率が100%以下になったら、オープンポジションの含み損が大きくなっているので、追加入金をして下さいという意味のマージンコールが実施されます。*4

*4 マージンコールは、メールや取引プラットフォーム上の通知機能(お知らせ機能)で届きます。

そして、証拠金維持率が50%以下になると、現在持っている全てのオープンポジションが強制決済されるロスカットが実施されます。*5

*5 マージンコールやロスカットの発動は、為替の急激な変動には対応しきれません。そのため、強制自動決済のロスカットが実行されても、有効証拠金より大きな損失を受けること(取引口座内の残高がマイナスになること)があります海外FX業者にはマイナス残高になった際に、追証の支払いが必要なくなるゼロカットシステムという機能があります

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