日々、日にちをまたぐ注文に対して、金利差によるスワップポイントが付与・徴収されますが、水曜日から木曜日にまたいだ注文に対しては、週末分の金利調整が実施され、スワップポイントが3倍となります。
XM(エックスエム)のスワップポイントとは?受け取り・支払いの付与日は、いつ? 目次
FXの損益とは別に発生するスワップポイントの損益
FXやCFDでは「取引の損益」とは別に「スワップの受け渡しによる損益」に注意しないといけません。
FXの取引の損益とは「買い注文なら価格が上がると発生する利益」や「売り注文なら価格が下がると発生する利益」などのことです。
それに対してスワップポイントによる損益は「プラススワップの注文をして、翌日などのスワップポイントの受け渡しが発生するタイミングまで注文を持ち越したら発生する利益」などのことです。
スワップポイントの受け渡しでは損失も発生することがありますので、ここではスワップポイントによる損益を詳しく解説します。
XMのスワップポイントとは?
XM / XMTrading(エックスエム)などの海外FX業者で発生するFXやCFDのスワップポイントとは、わかりやすく説明すると各法定通貨の金利差のことです。
たとえば、ドル円(USDJPY)などのFX通貨ペアにおけるスワップポイントの計算のもととなる金利は政策金利です。
スワップポイント(Swap Points)が金利差にもとづく数字のため、スワップ金利とも呼ばれます。
ドル円(USDJPY)なら、日本円の政策金利と米ドルの政策金利の差から計算されたスワップポイントに基づいて計算されます。
スワップポイントには、プラススワップとマイナススワップの2種類がある
スワップポイントのは、FXやCFDの買い注文(ロングポジション)と売り注文(ショートポジション/空売り)で違います。
さらに、スワップポイントにはプラススワップとマイナススワップがあります。
スワップロング | 買い注文(ロングポジション)をした時のスワップポイント |
---|---|
スワップショート | 売り注文(ショートポジション)をした時のスワップポイント |
XMのドル円とユーロドルのスワップポイントの例
以下が、XM(エックスエム)のドル円とユーロドルにおけるスワップポイントの違いがわかる例です。
取引銘柄 | 買い注文 | 売り注文注文 |
---|---|---|
ドル円 (USDJPY) |
8.76 (プラススワップ) |
-29.95 (マイナススワップ) |
ユーロドル (EURUSD) |
-9.75 (マイナススワップ) |
1.01 (プラススワップ) |
以下が、XMのスワップポイントに関する解説です。
オーバーナイト・ポジションには、ロールオーバーによるスワップ金利が発生します。
FX銘柄の場合、プラスのスワップとマイナスのスワップのどちらが適用されるかについては、保有しているポジション(ロングかショート)および取引している通貨ペア間の金利差の双方が作用します。
株式および株価指数の場合、プラスとマイナスのどちらが適用されるかについては、保有しているポジションがショートであるかロングであるかによって異なります。
ロールオーバーによるスワップ金利は、現物銘柄にのみ適用されます。
期日がある先物商品に関しましては、オーバーナイト費用は発生しません。
各銘柄の最新のスワップポイントは、XMの取り扱い銘柄の一覧ページで確認できます。
プラススワップとは?
海外FX業者 XM(エックスエム)でプラススワップの注文をすると、市場の値動きによる取引の損益とは別に必ず利益が発生します。
たとえば、XMでドル円(USDJPY)を買い注文を1ロットして翌日までオープンポジションのままでいたら、スワップポイントの受け取りで利益が発生します。
取引の利益+プラススワップの利益=2つの利益でお得
スキャルピングやデイトレードなどの翌日まで未決済注文を持ち越さない取引手法のトレーダーは、スワップポイントの損益は関係ありません。
マイナススワップとは?
海外FX業者 XM(エックスエム)でマイナススワップの注文をすると、市場の値動きによる取引の損益とは別に必ず損失が発生します。
たとえば、XMでドル円(USDJPY)を売り注文を1ロットして翌日までオープンポジションのままでいたら、スワップポイントの支払いで損失が発生します。
取引の利益+プラススワップの損失=もったいない
翌日朝以降もオープンポジションをもち続けるスイングトレードのトレーダーは、マイナススワップに注意が必要です。
XMのスワップポイントによる損益は、いつ・どうしたら発生する?
XM(エックスエム)のスワップポイントの受け渡しによる利益または損失は、トレーダーがスワップポイントが発生するFXやCFDの銘柄のオープンポジションをサーバータイムで翌日まで持ち越したときに発生します。
以下が、XMの通常の銘柄におけるスワップポイントの1週間のスケジュールです。
ロールオーバー | スワップポイント |
---|---|
日曜日から月曜日 | なし |
月曜日から火曜日 | 1倍 |
火曜日から水曜日 | 1倍 |
水曜日から木曜日 | 3倍 |
木曜日から金曜日 | 1倍 |
金曜日から土曜日 | 1倍 |
土曜日から日曜日 | なし |
オープンポジションとは、未決済注文のことです。
また、ロールオーバーとは、サーバータイムで翌日までオープンポジションを持ち越すことです。
参考FAQ:残高と有効証拠金、クレジットの違い
サーバータイムで翌日になるのは、日本時間の早朝
スワップポイントが発生するタイミングに関係するサーバータイムは、XMの場合はGMT+2またはGMT+3です。
GMT22時は取引日の開始時と終了時と見なされています。
GMT22時ちょうどの時点で未決済のポジションは、ロールオーバーの対象となり、翌日まで未決済の状態にて保有されます。
22時1分の時点で開かれたポジションは、翌日までロールオーバーの対象になりませんが、21時59分に開かれたポジションはGMT22時の時点でロールオーバーが行われます。
GMT22時の時点で未決済の各ポジションについての債権または債務が1時間以内にお客様の口座に表示されます。
そしてXMでスワップポイントの受け渡しが発生する正確な時間はサーバータイムで夜10時なので、日本時間で午前5時または午前4時です。
サーバータイム | 日本時間 |
---|---|
GMT+2の夜10時 | 朝5時 |
GMT+3の夜10時 | 朝4時 |
XMの水曜日のスワップ3倍デーは、なぜ?
海外FX業者 XM(エックスエム)では、水曜日から木曜日にかけてのスワップポイントが3倍になります。
次の取引日へ未決済ポジションを継続して保有する場合、お客様は通貨ペアの2つの通貨の金利レートの相違に基づいて計算された特定金額を支払うか、受け取ります。
この処理を「スワップ」と呼びます。
取引ターミナルでは、「スワップ」は自動的に入金通貨に変換されます。
こちらの処理は00:00(時刻帯はGMT+2、夏時間に注意)に実行され、数分を要します。
水曜日から木曜日のスワップには3日分が請求されます。
XMのスワップポイントの1週間のスケジュールでは、水曜日のみ3倍になっています。
海外FX業者によってはスワップ3倍デーが金曜日だったりもします。
XMでは、日本時間で木曜日早朝のオープンポジションに注意
海外FX業者 XMではマイナススワップの銘柄を明日以降まで取引するときは、スワップポイントによる損失に常に注意しなければいけません。
特に、スワップポイントが3倍になるスワップ3倍デーの水曜日から木曜日のタイミングでは、スワップポイントによる損失が他の日より多くなります。
XMではオープンポジションを最大何日間保有できるなどの制限がないため半永久的に取引を続けられますが、マイナススワップの場合は毎日日をまたぐたびに有効証拠金が減っていきます。
XMでスワップポイントの損失を回避する方法
以下が、XM(エックスエム)でスワップポイントの受け渡しで損失を受けない方法です。
- スワップフリーの銘柄を取引する
- 先物取引の銘柄を取引する
XMでは、日本人トレーダーでもスワップフリー・キャンペーンが適用できます。
XMのスワップフリー・キャンペーンとは?
海外FX業者 XMでは、KIWAMI極口座(キワミ口座)を開設するとスワップフリー・キャンペーンが自動適用されます。
KIWAMI極口座なら、スタンダード口座やマイクロ口座、XMゼロ口座ではスワップフリーで取引できないドル円やユーロドル、ユーロ円、ポンド円、ゴールド(金)などがスワップフリーで取引できます。
XMのスワップフリーの先物取引の銘柄とは?
海外FX業者 XMでは「スワップポイントが発生する現物取引」と「スワップフリーの先物取引」の2種類の銘柄が取引できます。
以下が、XMの取り扱い銘柄と現物、先物の違いです。
カテゴリー | 現物取引 | 先物取引 |
---|---|---|
FX通貨ペア | KIWAMI極口座ならスワップフリー | (取引できない) |
ゴールド・シルバー (金・銀) |
KIWAMI極口座ならスワップフリー | (取引できない) |
プラチナ・パラジウム | (取引できない) | スワップフリーで取引できる |
エネルギー | 発生する | スワップフリーで取引できる |
コモディティ | (取引できない) | スワップフリーで取引できる |
株式指数 (インデックス) |
発生する | スワップフリーで取引できる |
株式 (証券) |
発生する | (取引できない) |
国債 | (取引できない) | (取引できない) |
ETF | (取引できない) | (取引できない) |
仮想通貨 | 発生する | (取引できない) |
参考FAQ:XMの先物とは?商品先物?
XMのスワップポイントの計算方法
以下が、XM(エックスエム)で取引できるドル円のスワップポイントの計算方法です。
USDJPYを取引している場合の翌2営業日のレートを以下と仮定します。
- ロングポジションは+0.5%
- ショートポジションは-1.5%
本シナリオでは、アメリカの金利が日本の金利よりも高くなっています。
従い、本通貨ペアのロングでのオーバーナイト・ポジションでは、+0.5%-XMTradingの手数料を受け取ります。反対に、ショートポジションでの計算は -1.5%-XMTradingの手数料となります。
より一般的に表すと、以下の算出式となります。
取引ロット数×(+/-翌2営業日のレート–XMTradingの手数料)
ここでの+/-は、対象の通貨ペアの両通貨間のレート差によって決まります。
*金額は主軸通貨の通貨ポイントで算出されます。
以下が、XMで取引できる英国株のユニリーバのスワップポイントの計算方法です。
Unilever(イギリス上場株式)を取引すると仮定します。
イギリスの短期インターバンクレートが年率1.5%である場合、オーバーナイトのロングポジションの計算は以下になります。
-1.5%/365–XMTradingの一日分の手数料
反対に、ショートポジションの計算は+1.5%/365–XMTradingの一日分の手数料となります。
より一般的に表すと、以下の算出式となります。(以下に表示されている一日のレートにて)
取引ロット数×決済価格×(+/-短期インターバンクレート–XMTradingの手数料)
ここでの+/-は、銘柄に対してショートポジションを建てたのかロングポジションを建てたのかによって決まります。
スワップポイントのご不明点は、日本語ライブチャットなどでXMのカスタマーサポートへお問い合わせできます。
スワップポイントによる利益・損失の計算方法
海外FX業者 XMのFXシミュレーターを使うと、スワップポイントの受け渡しで発生する損益が簡単に計算できます。
FXシミュレーターに下記を入力するだけで、XMで受け取れるスワップポイントの損益がわかります
- 口座の通貨単位
- FX通貨ペア
- 口座タイプ
- 注文する取引ロット数
XMのFXシミュレーターは、無料で使えます。
最新の情報や正確な情報につきましては、XM / XMTrading (エックスエム・トレーディング)公式サイトやサポート窓口にてご確認ください。
XM / XMTrading (エックスエム・トレーディング)の公式サイトは、コチラ。
XM / XMTrading (エックスエム・トレーディング)についての会社情報やその他クチコミ等につきましては、XM / XMTrading (エックスエム・トレーディング) 会社紹介ページをご確認ください。
(海外FX会社)
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2024年2月9日
一万位の利益で出金拒否される