中国経済の減速懸念から始まった下落の連鎖は、世界経済の先行きへの不安にまで及び悪化の一途をたどっています。

何が起きている?

以前から懸念されていた通り、中国株式市場暴落に始まった景気に対する不安感は、世界経済を震撼させるほどに悪い状況となってきました。

すでに財政は空っぽであろう中国により公表される数字を信じる市場参加者はもういないでしょう。

  1. 上海総合指数は10%に届く暴落。暴落後、その動揺が、世界の株式市場に影響を拡大しているのは明らかです。
  2. ともに、24日の東京株式市場は大きく下落しました。上場銘柄9割を超える銘柄、ほぼ全ての銘柄が下落しています。
  3. 株式だけでなく、ドル円も1カ月ぶりの安値水準に到達。115円台まで高騰する予測も立てられています。

※執筆中に116円まで円高が進んでしまいました。

なぜ、今?原因は?

原因は、中国経済の後退不安から始まったリスクオフです。

中国経済の景気減速自体は、これまでにも何度も言われてきました。それが今、具体的に世界の株式市場等もに影響を見せ始めています。

もちろん、リスクオフにより引きもどされた資金は、別の市場へ流れるため、二重の荒波を引き起こしています。

日本への影響は?

日本国内の株式市場への影響

投資家心理の不安感増大にリスクオフの株安がさらに進行するのであれば、日本経済をエスコートしてきた日本国内の株式市場にも悪影響でしょう。

官製相場の株高とも揶揄されてきた日本株式の記録的上昇は、足をすくわれるようにして負の循環に巻き込まれる不安があります。

日本円市場への影響

今後、ここまで続いた円安の巻き戻しは十分に考えられます。

円の買い戻し等、国内市場での大きな混乱が待っているかもしれませんね。

今後の注目すべき予定や動向は?

アメリカ9月の利上げ

9月には、アメリカ国内のGDP等経済指標の発表が予定されていますが、その内容によってはアメリカ利上げの見送りも十分にあり得ます。

※29日に行われる米連邦準備理事会(FRB)にて、フィッシャー副議長が株安や利上げについてのコメントをする予定です。

リスクオフからの資金流入

世界的リスクオフの流れにより、ETFや金銀などには資金が流入し始めています。

他の市場でも、同様の急激かつ大量の資金の流入に注意をする必要があります。

中国の景気対策

今回の中国株安の対策のために、中国政府はこれからも試行錯誤を繰り出す可能性がありますが、それが期待に応えるものとなるかは、これまでの結果からするにとても微妙です。

中国の動向には十分に注意された上で、期待せずに見守るべきかもしません。