7月の米連邦準備理事会(FRB)からこの2か月で9月利上げの予想が薄れ、米ドルは売られています。

現状では、利上げの正当化は難しい

すでに、先月の段階で9月利上げの確率は50%と示すアナリストもおり、インフレ目標率の達成が無ければ利上げの正当化は難しいとも言われています。

そうした予想もある中で、先日から中国株式市場の暴落に端を発した世界同時株安にアメリカも例外なく巻き込まれてしまいました。

ダドリー総裁の発言

現在起こっている世界同時株安に対し、昨日、ニューヨーク連邦銀行のダドリー総裁は、「中国の景気減速や国際市場の混乱を考えれば、アメリカの9月利上げを急ぐ必要はない。」との認識を示しました。

現状の経済環境で9月の利上げ実施は難しいという言葉に取れます。

米利上げと世界同時株安についての見方

現在、世界の株式市場暴落と米利上げについての相関性は次の二つの意見に分かれます。

  1. 世界同時株安は、世界経済の成長を脅かすだけでなく米国の利上げ開始時期にも影響を及ぼしかねない
  2. 今回の世界株安は一時的であり、株安が中長期で継続しなければアメリカ経済への影響も薄い

米利上げのハードル

今後、アメリカの利上げにおけるハードルは大きく分けて二つ考えられます。

  1. 労働市場の回復と安定
  2. インフレ目標の達成

上記の二つのデータは、近日公開されるでしょう。

今年は2回実施されるとも予測されていた米利上げは期待しすぎるのも良くなさそうですね。