アメリカ合衆国 利上げのスケジュール

2015年6月
今年最初のアメリカ利上げが予測されつつも、キャンセル
2015年8月
中国での株暴落 – 利上げの先送りを示唆
2015年9月
  • 3日 ECB – 量的緩和を示唆、中国の影響で進歩停滞。
  • 4日 FOMC – 雇用者数は予想以下、失業率はいい結果。
  • 11日 重要指標 – アメリカのPPIとミシガン大学消費者信頼感指数の発表予定。
  • 16 ~ 17日 – FOMC開催の予定。

※ECB(European Central Bank) – ヨーロッパ中央銀行。ユーロ安に向けて、もうすぐ量的緩和政策を行う予定です。

※FOMC(Federal Open Market Committee) – 連邦公開市場委員会。利上げの決定をする方々が集まっています。

※ミシガン大学消費者信頼感指数は、文字通りアメリカのミシガン大学でアンケートがとられます。毎月金曜日にそれぞれの指標が発表されます。重要度は中。

大方の予測とポイントのまとめ

今回のポイントは、だれもがアメリカはFOMCにて9月に利上げを行うだろうと予測している点です。

当初の予定は、2015年6月

アメリカの利上げについての話題は、今年に入ってずっと尽きませんでした。

当初は6月に実行されると噂されていましたが、9月9日現在、今年はまだ利上げされていません。

今度こそ、利上げ実行の予測

現在、アメリカは9月に利上げを実行するといわれています。

その予測も、絶対ではない?

しかし、8月の中国株式市場暴落に始まったリスクオフ・アメリカ関連市場のまとめ売りにより、さらに利上げが先送りされる可能性が高まっている状況もあります。

9月のEUの動向

先週の9月3日木曜日、ECBの会見の際に、ドラギ総裁が「中国のおかげでインフレと今後二年間の経済成長率を妨げられるだろう」とコメントしています。

EUにおける量的緩和政策の不安

EUでは、今回もECBでの行動に進展がないため、「QE programme」と呼ばれる量的緩和政策が実行される可能性が高まっているようです。

ECBでのドラギ総裁による量的緩和措置の示唆に関しては、仮に量的緩和政策が実行されユーロの一段安が見込まれる場合、アメリカにおけるインフレ目標を達成するためのユーロ側からの支えを失うかもしれないという不安が残ります。

4日NFPでは良い内容も悪い内容も

4日金曜日は、NFPの発表がありました。

FOMCが見たくないものは、もちろん景気の悪いレポートです。

※NFP(Non-Farm Payrolls) -毎月第一金曜日は、非農業部門雇用者数などの重要な指標が発表されます。株、FXの数字を動かす世界の指標の一つです。

NFPの内容

予想ではNFPでの非農業部門雇用者数が175,000以下の場合に、利上げの可能性は低くなると噂されてきて、結果は、この半年で最低の成長率(予想の22万人を大きく下回る17万3000人増)でした。

この数字は、利上げを先送りにしかねないものです。

NFPで良かったもの

NFPで発表される時間当たりの平均賃金も重要な指標となります。

もちろん、FOMCのJanet Yellenさんが見たい数字は、前回より良い数字です。

そして、発表指標では、時間当たりの賃金は上昇していました。失業率も5.1%と前回より1%も下がり、7年半ぶりの水準まで改善しました。

平均賃金や失業率をの改善状況からは、アメリカ経済は好調状態にも見え、利上げ実行の後押しが期待できます。

NFPの結果、利上げの予定は不透明

「利上げはまだわからない」と世間で騒がれているのも、これらの数字のためです。

※Janet Yellen – FOMCの議長。彼女の発言に世界が注目しています。

ドルにおける目先の予測

現状、今後のドルの売買の予想は二つに分かれています。

  1. 中国のリスクオフの流れからもドル買い難しい
  2. 次のFOMCで利上げの可能性も十分あるので、ドルを売りは控えるべきだ

今月16日はFOMC

次のFOMCで利上げを期待しているのは、主にタカ派の人たちの考えです。

※タカ派 – 経済において強硬な政策をとり、ここでは利上げを進めようと推す人たちです。

4日のNFPは、ネガティブな内容でしたが、FOMCではNFP目標は250,000から300,000を狙っています。

タカ派からは、この目標達成にこそ利上げが必要だという提案が薦められる可能性も高いでしょう。

まだまだ16日までは不透明な市場環境が続きそうですね。

続報は追ってアップデートしていきます。