Appleが先日公開したApp Storeの新たなガイドラインの中で、バイナリー・オプション (Binary Options、BO)に関連するアプリケーションの公開の禁止・拒否について明記しています。

Appleは、2017年6月6日に公開した最新の開発者向け「App Store審査ガイドラインの」中で、今後、バイナリー・オプション (Binary Options、BO)の勧誘や取引を行うアプリを受け入れないという立場を明確にしました。

「3.2.2 許容されない行為」に追記

Appleが新App Store審査ガイドラインでバイナリー・オプションの拒否・禁止を明記

2017年6月6日、Apple iPhoneやiPad向け最新のOS「iOS11」の公開に合わせた開発者向けガイドラインの更新が行われています。

その更新の中でAppleは、「3.2.2 Unacceptable (許容されない行為)」に、バイナリー・オプションに関する以下の項目を追記しました。

「(viii) Apps that facilitate binary options trading are not permitted on the App Store. Consider a web app instead.」

直訳は以下の通りです。

「App Storeでは、バイナリー・オプションを取引できるアプリを許可しません。Webアプリケーションで代替してください。」

2017年6月11日現在、Apple Developer公式で公開されている開発者向けガイドライン日本語訳には掲載されていません。

App Store審査ガイドラインは、次のリンク先でご確認ください。

App Store Review Guidelines

リンク先は、英語です。

世界的なBO規制強化への対応とみられる

バイナリー・オプションは、詐欺や不正にはじまる多くの問題を抱えていることから、既にバイナリー・オプションの営業行為を禁止する規制機関もでています。

カナダでは、2017年4月からバイナリー・オプションの広告を禁止。イスラエルでは、2016年3月からバイナリー・オプションを禁止。キプロスCySECは、積極的にバイナリー・オプションを取り締まり。

各国規制当局やルールの変化に伴い、FXとあわせてバイナリー・オプションも提供していたいくつかのFX会社は、バイナリー・オプションのサービスを停止するなどしています。

今回のAppleの対応は、こうした世界的なバイナリー・オプションの規制強化にあわせたものとみられます。

既に公開されているBOアプリの処遇は

現在のところ、公開された新しい開発者向けガイドラインには、これ以上の記載はなく、既にApp Storeで公開されているバイナリー・オプション関連アプリの処遇がどうなるのかわかりません。

しかし、ガイドラインに追記された以上、App Storeから排除されるのも時間の問題とみられます。

また、今回の追記は、バイナリー・オプション取引ソフトだけでなく、iPhoneやiPad等のiOS向けに提供されるバイナリー・オプションのシグナル配信やバイナリー・オプション関連の電子書籍にも影響を与えるものとみられています。