日銀が2日間の金融政策決定会合を終え、6月15日の正午過ぎに金融政策を発表。政策金利・量的緩和ともに現状維持とされた。また長短期金利の誘導目標も、短期金利は0.1%、長期金利は0%というこれまでの水準を維持した。

その後行なわれた会見では、直近の物価上昇率が前年同月比+0.7%と目標の2%から遠いことについて、黒田総裁は「生産性の向上も短期的には物価が上がらない原因の1つ」と述べていた。

日銀は次回・7月の会合で、物価の上昇に勢いがない原因について集中的に議論を行ない、その後発表する「経済・物価情勢の展望(展望リポート)」に詳細な分析内容を盛り込む方針。

6月15日の米ドル/円は、朝方の110円70銭から日銀金融政策発表後の午後には一時110円90銭まで上昇。しかしその後黒田総裁の会見の時間になると、米中貿易戦争懸念などから米ドルが下落し夕方には110円40銭をつけた。


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