イラン懸念で上昇が続く

原油価格は21世紀に入り高騰

原油価格は1990年代にはずっと安かったものだが、21世紀に入って高騰するようになった。

2000年代の原油高は2005年頃から始まり、2008年には1バレル=147ドルという史上最高値をつける。

2008年以後、バブルが弾けたように原油価格は急降下

その後バブルが弾けたように原油価格は急降下し、リーマンショックもあって秋以降さらに下落。

2009年1月には33ドルまで下がった。

2011~14年前半は高止まりしていた

暴落が一服するとまた上昇し、2011~14年前半は80~110ドルで高止まりしていた。

2016年頃までは低迷

ところが2014年後半からは下落に転じ、2016年頃まではまた低迷時代に入る。

2017年からは上昇が続いている

だが2017年からは産油国による減産の効果や世界的な好景気による需要増を背景に、また上昇が続き最近では70ドルを超えるようになった。

今後原油はどこまで上がるのだろうか?

原油価格を押し上げている要因

イランに対する禁輸の復活

最近原油を押し上げている要因として、イランに対する禁輸の復活がある。

イランは以前長期間欧米から原油の禁輸制裁を受けており、イラン産原油は市場にあまり出回らなかった。

それが2016年初頭に解除され、以降はまたイラン産原油が売られるようになった。

ところがトランプ政権になって、イランは2015年の合意を遵守しておらず、裏で核兵器を開発していると主張。

アメリカは今年になってイランとの核合意を離脱し、最近は日本など同盟国にもイラン産原油を輸入しないよう要請してきた。

これが原油高要因になっている。

問題が長引くと、原油高はもうしばらく続いておかしくない

この問題が長引くと、原油高はもうしばらく続き80ドルになってもおかしくはない。

一方で原油の頭を抑える要因も

しかしその一方で原油の頭を抑える要因もある。

競合品の存在

現在ではシェールオイルという原油の競合品も存在しており、原油価格が上がるとシェールオイルも高値で売りやすくなる。

高値で売ることができれば収益になるシェールオイルの開発プロジェクトは世界に多くあると言われており、原油高が続けばシェールオイルの開発が進んでいくことも予想できる。

シェールオイルの開発が進み供給が増えると、原油は買い手が減り価格が下がる可能性が高い。

こうして競合品であるシェールオイルの存在によって、原油だけが絶対的に必要なエネルギーではなくなってきている。

とは言え、現在の上昇の勢いは強い

このように原油高を抑制する要因もあるとは言え、現在の上昇の勢いは強い。

このままの状況が続けば、80ドルをつけても全く驚くことではない

100ドルにはまだ遠いが、場合によってはそれもありえるのではないだろうか。

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