出光興産と昭和シェル石油が、来年4月をメドに経営統合

石油元売り業界2位の出光興産と4位の昭和シェル石油が、来年4月をメドに経営統合することで7月10日に合意した。

出光の創業家の反対により、なかなか締結まで辿りつけなかった

出光興産(銘柄コード:5019)と昭和シェル石油(銘柄コード:5002)は2015年に一旦経営統合で合意したものの、出光の創業家の反対があったために合意が解消されるなどなかなか契約書の締結まで辿りつけなかった。

7月10日に合意契約書を締結と発表。

しかし7月10日になって、合意の契約書を締結したと発表。来年4月をメドに両社は合併する。

昭和シェルの株は、来年3月29日に上場廃止

存続会社は、出光興産

存続会社は出光興産になり、昭和シェルの株は来年3月29日に上場廃止となる予定。

出光と昭和シェルの合併は、業界第2位の企業誕生となる

日本の石油元売り業界では、2017年4月に当時1位のJXホールディングス(銘柄コード:5020)と当時3位の東燃ゼネラルが合併しJXTGホールディングスが誕生。

売上高10兆円を超える巨大石油会社となった。

今回の出光と昭和シェルの合併で、JXTGを追いかける第2位の企業が誕生する。

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