去年後半は仮想通貨が世界的大ブームになった。そして大ブームの中でマスコミに時々登場してきた言葉に、仮想通貨の「ハードフォーク」というものがある。
しかし最近ではハードフォークという言葉もめっきりマスコミにも出てこなくなってしまった。
仮想通貨の分裂を表わす
去年後半は仮想通貨が世界的大ブームになり、マスコミでも連日仮想通貨に関する記事が載るようになった。
そして仮想通貨の記事で時々出てくる言葉に「ハードフォーク」というものがあった。
これは特にビットコインのハードフォークとして語られることが多かった。
ハードフォークについて語られることもなくなった
しかし今年になって仮想通貨ブームが下火になると同時に、ハードフォークについてマスコミで語られることもほとんどなくなった。
ブームが過ぎても仮想通貨についてはまだ記事が時々出ているのだが、それ以上にハードフォークについて語られることがほとんどなくなってしまった。
なぜだろうか?
仮想通貨がハードフォークするケースがなくなった
それは単純に、仮想通貨がハードフォーク分裂をするケースがほとんどなくなったためだ。
ハードフォークとは、仮想通貨の分裂を表わす言葉だ。
フォークは柄の部分が1本で、先端が2~4本に分かれている。仮想通貨が分裂する様が、フォークのように1本から2~4本に分かれるためにそう名付けられたと言われる。
ビットコインキャッシュとビットコインゴールド
ビットコインは2017年に大きな分裂を2回行った。
そして2回の分裂で生まれたのが、新仮想通貨のビットコインキャッシュとビットコインゴールドだった。
本家のビットコインは現在も残っている。
ビットコインの2回にわたるハードフォークは、大きな話題になった
ビットコインの2回にわたるハードフォーク分裂は、当時マスコミでも投資家の間でも大きな話題になった。
それはビットコインが分裂したら、持っているビットコインはそのままで、分裂した新しい通貨を同数付与されるケースが多かったためだ。
つまり新通貨が無料でもらえたことになる。
仮想通貨高騰の1つのきっかけになったとも
これが非常に「お得」感が高く、昨年後半の仮想通貨高騰の1つのきっかけになったとも言われる。
しかし今年になって仮想通貨ブームが去ると同時に、ハードフォーク分裂についてもほとんど語られなくなってしまった。
ビットコインでハードフォークをする予定がない
それは単純に仮想通貨、特にビットコインでハードフォーク分裂をする予定がないためだ。
もともとビットコインの分裂は、急激に増大する取引量に対し、現在のシステムが追い付いていなかったことがきっかけで起こった。
新しいシステムを開発しようとしているグループが複数あり、それらがお互いに「自分達のシステムこそ正統な後継システムであるべきだ!」と譲らないために、ビットコインそのものが分裂に至った。
しかし今年になってビットコインの取引量が低迷しているため、このような事態が起こらず分裂をする必要性も薄れている。
それは他の仮想通貨についても同じ
またそれは他の仮想通貨についても同じ。
このような事情でハードフォークという言葉自体もあまり見なくなったが、いつかは仮想通貨のどれかがまたハードフォーク分裂をして話題になる日がくるかもしれない。
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(海外FX会社)
41のコメント
2024年2月9日
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