あと2ヶ月弱で2018年が終わる。去年後半は仮想通貨が世界的ブームになったが、今年が明けるとそのブームも終了。その後仮想通貨のことは人々の関心から消えていった。

2018年はこのまま仮想通貨市場が盛り上がらないまま終わる可能性が高い。

ビットコイン価格は、去年1年間で23倍に

2017年後半は仮想通貨が世界的なブームになり、「仮想通貨元年」という言葉がマスコミでよく使われていた。仮想通貨の中で最大規模のビットコインが暴騰し、2016年末には10万円だった価格が17年12月には230万円と23倍にもなった。他の仮想通貨も年後半に軒並み高騰し、「仮想通貨を買えば誰でも儲かる」と言われたものだ。

この当時の仮想通貨上昇の勢いがすさまじかったために、この上昇はずっと、とは言わないまでもあと数年は続くと述べる者も多かった。人々は2018年にビットコインがどこまで上がるか予想し、「500万円まで上がる」「1000万円になる」と言っていたものだ。

しかしバブルはいつまでも続かず、ビットコインは昨年12月の230万円をピークにその後は下落トレンドが継続。他の仮想通貨も昨年12月~今年1月に価格の天井をつけ、その後は昨年半ごろの水準まで値を崩した。昨年後半に多くの人々が仮想通貨に飛びついたのは「買えば儲かる」状態が続いていたからで、今年になってその状態がなくなると仮想通貨に飛びつく人は激減した。

参加する人が少なくなり仮想通貨市場は閑散市場になったが、それでも「仮想通貨はまた上昇する」と予想する声は常に存在していた。例えば今年のGW前には、去年のGW後に仮想通貨が上昇したことを引き合いに出し「GWに仮想通貨は上昇するだろう」と述べている仮想通貨関連の記事もあった。もちろん「上昇する」と断言することはできないので、「上昇するだろう」のようなボカした言い方をしていた。

そして現在11月になって振り返ってみてわかるように、GW後の上昇などは起こらなかった。このような「また上がる」記事が常に出ていたにも関わらず、2018年の仮想通貨市場は盛り上がらないまま終わろうとしている。

では2019年以降はどうなるだろうか?もちろん将来を正確に予想することは誰にもできない。ただ言えることは、2017年後半のような大ブームになるのは、かなり難しい。というのもビットコイン価格を見ると中途半端に70万円付近で止まっており、ここからは上昇したとしても極端な上昇にはなりにくいからだ。

すでに述べたように、2017年はビットコインが前年末から1年間で23倍も上昇した。これが大きく盛り上がった一因だが、現在の70万円から1年後に230万円になってもそれは3倍強でしかない。逆に20倍以上上がるためには、1,400万円を超えなくてはいけない。さすがにそれは極めて難しい話だ。

ビットコインが一度10万円付近まで下がり、そこからまた2017年のように上がれば盛り上がる。だが現在のように70万円という中途半端な水準では、今後盛り上がれるほどの上昇幅を望むのが難しいのが現実だ。

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