ハードフォーク分裂を15日夜から16日朝に控えているビットコインキャッシュ(BCH)だが、ハードフォーク直前となった14日に10%ほどの急落を見せている。

BCHは14日午後6時過ぎに特に大きく下落し、5万7000円台から5万4000円台になった。なおこの下落に先だって、午後5時過ぎに中国の大手仮想通貨取引所・OKExが、BCH先物の取引を停止すると発表した。午後6時過ぎの急落はこれが原因という観測もあるものの、はっきりとしたことはわかっていない。

BCHは15日から16日にかけてハードフォーク分裂が行われるため、15日からは日本の各取引所もBCHの入出金を一時停止するなどの措置を取る。ハードフォークへの期待から、BCHは10月末の4万7000円台から11月7日には7万2000円と短期間で50%以上暴騰。しかしその後は下げに転じ、14日には5万4000円まで値を下げてきた。

ビットコイン価格が50万円を割り40万円台に(11/20/2018 – 20:24)

先週のビットコインキャッシュハードフォークを巡る混乱から仮想通貨市場は急落が続いており、20日になってビットコインがついに50万円を割れ、昨年10月以来の40万円台をつけた。

先週16日にはビットコインキャッシュがハードフォークを行ったものの、2つの開発チームが後継を巡って争っており、混乱が生じている。そのため15日には仮想通貨市場が大幅下落し、ビットコインは今年ずっと守ってきた65~70万円のサポートラインを割った。

さらに今週になり、ビットコインキャッシュの後継を巡って2つの開発チームがそれぞれ相手に対し今後の妨害行為を示唆するなど状況が悪化。それを嫌気した投資家が仮想通貨全般を売り続けており、週明けから仮想通貨の下落が継続。ビットコインは20日夜に50万円を割って、昨年10月以来となる40万円台をつけた。

他の仮想通貨も暴落しており、イーサリアムは14日の23,000円から20日夜には14,000円台に、ライトコインは14日の5,500円から20日夜には3,500円と6日間で40%近く値を崩した。

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