米連邦準備理事会(FRB)側からの考えだと、

「FOMCが実行するだろうと思われる、政策金利と失業率の引き下げは、インフレをさらに拡大させる引き金となりかねないだろう。」とのことです。

もちろん、FOMCが利上げをする可能性もありますので、彼らの考えに反対するわけではありませんが、言い切ることはできないですが。。。もし今月利上げに触れるとしたら、9月には利上げが行なわれるこのサイクルはさすがに避け難いかもしれません。
いずれにせよ、9月の利上げの可能性は大です。

FRBは、金利に対しての政策は、家計を脅かさない程度に行なうとのコメントもありました。

気づいたのですが、これは欧州中央銀行が言っている内容と全く同じですね。
今月から来週にかけて、ヨーロッパとアメリカの金利政策で、市場には革命が起きるようで、トレーダーの動きを見ても、市場を見ても、嵐の前の静けさのようです。

さて、市場の動きですが、先週から本日にかけて、すべてのブローカーでのスプレッドが少し上昇しました。今では正常に戻っていますが、これはブローカーの動きではなく、市場提供元の銀行が行なったものです。
彼らも、本日のFOMCに備えて、既に先週からスプレッドを広げて準備をしていたようです。

S&P 500は昨日よりも1.2%近くまで高くなり、アメリカ株、国債も平均で11bpほど低い10%近くまで低下しました。

今後の動きとしては、FRBはすぐの利上げに反対し、他の案を考え、9月に利上げ実行に移すような考えを示していますので、次のFOCMでも、また長い会議が予想されますが。。。。

FRBは利上げにそこまで乗り気ではないので、海外FXトレーダーは、また結果発表まで待たなければなりませんね。

世界中の銀行で、スプレッド拡大の動きが1週間も前から始まったような出来事です。
今のうちに、証拠金をFOCM用に確保していてもいいかもしれないですね。