ここ最近、他所でも何かと話題のIronFX (アイアンFX、アイロンFX)についてのお話です。

IronFXは、7つの監督機関のもとで運営され、口座開設数だけでも数百万におよぶ名実ともに世界最大のFX・CFDブローカー(海外FX会社)の一つです。

IronFXは、2010年の創業以降、凄まじい勢いで世界市場への拡大に成功し、今現在、サポートをはじめ取引環境なども世界屈指の水準で提供している海外FX会社となります

IronFXの会社概要や最新のニュース・動向は、次のページをご確認ください。

IronFX 会社詳細はコチラ

そんな大手海外FX会社 IronFXですが、ここ数ヶ月の間には中国でのトラブルとデモの噂があり、以前は、日本居住者へのサポート停止など、ネガティブな話題が立て続いていました。

実際に今のIronFXはどうなっているのでしょうか?
また、今後のIronFXの活動はどうなるのでしょうか?

ということで、今回、IronFXはもちろん、関係各所と連絡をとり、そこで見えてきた事実をみんなで海外FXが独自にまとめます。

中国周辺で起きたIronFXに抗議するデモ

2014年8月、中国では、IronFX(アイアンFX)を相手に20分間のライブ中継(テレビによる生放送)が行なわれました。

このライブ中継は、今どきのYoutubeやTwitterの手軽な生配信といったものではなく、テレビ局による中継でした。

このライブ中継は、中国周辺で起きたIronFXに対するデモの発端です。

ライブ中継の内容は、IronFXが大口アフィリエイターへの成果(報酬、手数料)の支払いを拒んだという主張によるIronFXへの抗議でした。

ライブ中継後にデモ活動や暴動に発展

このIronFXによる手数料の支払い拒否に抗議するライブ中継に続き、内容に同調したいくつかのFX関連のウェブサイトや掲示板でIronFXへの抗議デモ参加の呼びかけがありました。

そして、この抗議デモ参加の呼びかけ後に、上海のIronFXのオフィスにてデモ活動が行なわれました。

また、最初のライブ中継は、IronFX側に事前の説明などは無く、計画したアフィリエイターはトラブルが大きな話題となることを想定してのサプライズのテレビ中継だったようです。

これが中国のIronFXで起きたデモと暴動発生までの簡単な流れです。

IronFXアフィリエイターの不正行為発覚

最初にライブ中継を行ったIronFXのアフィリエイターは、IronFXの代理店として活動していました。
そして、このアフィリエイターは、IronFXで膨大な数の顧客口座の開設(紹介)した大口の代理店でもありました。

しかし、実は、このアフィリエイターが申請した口座のそのほとんどは、実在しない人の身分証明書などを使った虚偽のものでした。

実在しないトレーダーの取引口座の開設ですので、当然ながらこのアフィリエイターにIronFXから報酬は支払われていません。

そこで、報酬が支払われないことに怒ったアフィリエイター側は、IronFXに不正がばれていることを承知でライブ中継という武器を手に乗り込みました。

アフィリエイター側は、不正行為の発覚により、すべての報酬・代理店手数料と資格を失うことになりましたが、視聴者は、ライブ中継を行ったアフィリエイターの不正行為を知る由はありません。

このアフィリエイター側の不正行為が、現在まで続くIronFXに対するネガティブキャンペーンの始まりとなっています。

日本でも同様なように、海外FX業者による詐欺行為というのは、事実や中身が無かったとしてもとても頻繁に熱く語られる人気の話題です。

この中国のアフィリエイターの不正行為について、アフィリエイター側に落ち度あるにもかかわらず、今でもIronFXが中傷される理由は、日本国内のアフィリエイターを含めこの事件を面白おかしく語り続けることが一因とも考えられます。

上海オフィスでの珍事

また、おそらくこのデモに関連して最も有名なニュースで、中国のトレーダーがナイフを持って上海のIronFXのオフィスへ押しかけ、支店長を脅し出金を行なわないと殺すと警告したというニュースがありました。

私が住んでいる地域とは違い、大陸の人の熱さと本気度を感じるニュースです。

ちなみに、彼の出金申請は、通常の申請手続きにそって翌日に処理されています。

さらに拡大したデモ活動

その後、「ナイフで脅して資金を奪還した彼の噂を聞き(実際は通常の出金処理ですが)多くのトレーダーが立ち上がった」というような内容で中国のテレビで連日報道が行なわれていました。

こうした中国国内の報道とその一方的な煽りによって、出金申請すれば出金されるトレーダーと実際に不正を行った人間がごっちゃになってしまい、さらにIronFXに対するデモが過激化してしまいました。

出金拒否は、デメリットが大きすぎ現実的ではない

詐欺や不法な活動を行う海外FX業者は確かに存在します。

しかし、世界各国で7つもの監督機関への登録やライセンスの保有をしているIronFX (アイアンFX)が堂々と不正や出金拒否、詐欺を行った場合、登録・ライセンスの抹消やはく奪となってしまいます。

IronFXほど大型のFX会社が、不正行為で利益をあげるというシナリオは現実的ではありません。

IronFXの主張

今回の事件に関するIronFX側の主張は、中国を拠点にするグループがキャンペーン(プロモーション)を悪用し、不当・不法な方法にて取引をしてボーナスを得ようとしたもので、今回のクレームはIronFXの名誉を毀損する行為であるということでした。

IronFXでは、上記のような「出金できるはずの資金が出金できない」というトレーダーの主張は全て不当だとし、現在も弁護士を通し法律的な措置を進めているということです。

対抗するIronFXと処罰

この中国のグループに対しては捜査が行なわれていて、IronFXでは、規約や契約を破る取引が確認された口座に関しては、ボーナス利用の規約に沿った制限をかけられているそうです。(それは、意外と軽い処罰な気がしますが)

IPOがからむとの噂も

今回のIronFXの事件は、中国周辺のデモにより業界では大きな話題となりましたが、業界関係者の一部では、今回の中国で始まったクレームは、IronFXのNYSEでのIPO(株式公開)の噂と関連した名誉棄損行為(IronFXの上場を妨害する目的)ともみられています。

加えて、過去5年間にIronFXがCySEC他、7つの金融統制機関から苦情を受けたことは一度もありません。
今現在も、IronFXは、取引から出金まで各レギュレーションのコンプライアンスや規定に従い通常通り行なわれています。

結局は、アフィリエイターたちのボーナス詐欺だった

こうして内容を整理すると、結局、どこの業界でもよくあるアフィリエイターのボーナス詐欺でした。これほどまでに大きな話になってしまったのは、インターネットの力なのでしょうか。

日本では、この中国でのIronFXのトラブルを、事情も理解せずここぞとばかりにスケープゴートに利用するブログが大量にあふれています。

実際に、IronFXの検索結果では、IronFXが出金拒否をしているというタイトルで、実際はそれについて一切説明をしていないブログがいくつも確認できます。

みんなで海外FXの追跡調査では、特に初期のころからこの話題を煽っているブログの運営者は、東京都渋谷区のスパムアフィリエイト業者であることを確認しています。
この東京都渋谷区のスパムアフィリエイト業者は、同じ内容のブログを量産しています。

利用者からすると、たくさんのブログでIronFXに関する警告が発せられているように見えますが、実は、ほとんどが東京都渋谷区のスパムアフィリエイト業者のブログです。

また、最初にこのトラブルを煽った人物のうちの一人は、当時キプロス在住で現大手海外FX会社の社員と家族の関係にある日本人でした。
この日本人は、IronFXの中国のトラブルをまるで「国内で出金拒否をしている」かのように意図的に内容を歪めて煽っていました。IronFXの後もいくつかの海外FX業者で出金を煽る行為を繰り返しています。

近々、IronFXは、今回の問題に対しての正式なコメントが発表すること検討しています。

みんなで海外FXでは、徐々にあきらかになる事実と経緯をしっかり見守っていきたいと思います。

今後も、みんなで海外FXではIronFXの情報や続報をどんどん掲載します。出し惜しみしませんので、ぜひ、チェックをお忘れなく。

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