先日、Alpari UKの管財人KMPGからスイスフランの現在の価格評価とその他の他財務的結果が発表されました。

進む解消

まず財務的結果としては、現在約1200万ドルから3700万ドルほどの資金が未だ確認されていませんが、現在までに累計98億ドル以上はトレーダーへの資金返金が無事完了したということです。

この1200万ドルと3700万ドルではかなりの差がありますが、この差はあてずっぽうな可能性を指摘するものではなく、まだ状況を決定するのに不確実な資金分を含むか含まないかの差だそうです。

実はAlpari UKはトレーダーの資金を別の口座に分けていない資金、つまり信託分別管理ではないe-Walletの口座を4つも保有しており、この口座にて保存されていたトレーダーの資金に関しては詳細が具体的に決定するまでAlpari UKのものではなく、トレーダーのものとして取り扱われるそうです。

まだまだ時間はかかりそう

今後の可能性としては、このトレーダーとAlpari UKの資金が一緒に預託されていた口座の約49万ドルに関しては、会社側のものとして振り分けられるかもしれないが、トレーダーの資金への影響ができるだけ少ないように行なっていくとのことです。

すでに数ヶ月以上たちましたが、今もなお、KMPG側は現在の資金状況を把握するための会計は完了しておらず、今後も他の金融機関との話し合いの結果、全てのクライアントへは随時アップデートを行なっていく模様です。

そうこうと長い時間が経つうちに、実はAlpari UKだけでなく、KMPG側にも人件費やサービス費用、弁護士費用などが発生しており、なんとその額だけでも400万ユーロ近くまでに上るそうですが、このままだとKMPGの管財人としての費用だけでスイスフランの損失を上回ってしまいそうですね。

また、スイスフラン時に取引を行っていた方は気づいたと思いますが、あの市場が異常な動きをした時間帯に、実は売っても買っても大損をしている人達がたくさんいます。スプレッドの広がりや、約定拒否、また約定の遅れが原因なのですが、1月15日・16日に行なった取引に関して、未だ最終決定がされずどうした判断になるのか首を長くされている方も多いと思います。
現在、その判断を、ユーロ銀行やKMPGが必死になって解決方法を模索しているわけですね。

もちろん、今回の件に限らず、また、どのブローカーであっても、市場が不安定な時間帯に行った取引のポジションに関しては、後ほど何かしらの修正が行なわれることが多々ありますが、今回もその基準はAlpari UKの利用規約にのっとり、オリジナルの価格基準に沿って行なわれるということです。