もう何年も付きまとう中国バブル崩壊の予測も聞き飽きたところに、再度、バブル崩壊の観測です。

2015年6月現在起こっている中国株暴落は、本物のバブル崩壊の引き金になりかねないと不安が広がっています。

注目されるCSI300指数の下落

今回の注目されているのはCSI300指数の大きな下落。

CSI300指数は、今月初めの5,300ポイントから急落し4,600ポイントに到達。
この暴落とも呼べる結果からアナリスト間でのバブル崩壊懸念が広がっています。

※CSI300指数とは、中国のトップ300銘柄からなる中国の株価を代表する指数です。

2007年の中国のGDPの伸び率は14%でした。
現在はその半分以下となっています。

数字を信じる信じないは別にしても、現在でも公表される成長率は6%を保ちプラスではありますが。

中国バブルの影響はどれほど?

バブル崩壊の気配を察知したトレーダーが手を引き、急落した中国株。

日本への影響は、中国からの観光客と輸出の減少を皮切りに始まると考えられています。
しかし、中国人による「爆買い」ブーム等は、未だやむ気配はなく特段の心配もなさそうなのが実情です。

バブル崩壊か景気がいいのかどっちなんだ。と疑問に思われるかたも多いかと思います。

そこで、中国と日本の関係を整理してみましょう。

中国人1人あたりのGDPが10年前から4倍近く増加した中、急激な円安のおかげで、2年前には1人民元=13円だった通貨価値は、今では20円となっています。

つまり、中国人からすれば、日本の商品やグッズの価値は、今や全てが半値ということになります。

そうした経済環境に対して、市場では中国株価指数以外に目立った下落も見られず、このCSI300指数の暴落が招くリスクを感じるトレーダーは少ないでしょう。

疑問視される表向きの経済成長

中国株は、個人投資家の保有割合が全体の70%近くとされています。

その個人投資家が新聞やテレビのニュースに過敏に反応しているためか、株価への不安の反映もとても早いようです。

個人投資家の反応が過敏すぎて、その他のことは後から追ってやってくるだろうと見るアナリストもいます。

今回の中国株の10%の下落以外では、微々たるものですが上海総合指数や香港ハンセン指数も-2.0%ほどの下落が確認されるこの数週間。

株、不動産価格の変化が少しずつ鮮明となり、中国のバブルのもろい表面が徐々にあらわになってきたようにも感じられます。

世界経済は今年も問題が山積みのため、中国バブル崩壊の危機感は注目度は低くなりがちですが、中国バブルの崩壊こそ日本経済へダイレクトに影響を与えます。

数字の上では成長を続けている中国株ですが、10年前のような爆発的な成長ペースを失い、ここ数週間は大きな下落と共に不安な環境となっているのは事実です。

日本株や中国株に取り組まれる方も、そうでない方も、中国の株価にも少し関心を寄せておかれたほうがいいかもしれませんね。