新株引受権付社債

発行会社の新しい株式を一定の価格で取得できる権利を 新株引受権と言います。普通社債に新株引受権をつけたものを、新株引 受権付社債(ワラント債)と呼びます。社債部分と新株引受権を分離できる場合には、引受権のみが新株引受権(ワラント)として流通することになります。

社債

企業など一般の法人が資金調達のために発行する債券のこと。社債には事業債( 普通社債)、転換社債、新株引受権付社債(ワラント債)などがあり、担保の有無によっ て担保附社債と、無担保社債に分類されます。事業債には電力会社が発行する電力債と 、その他の企業が発行する一般事業債があります。

社債担保証券

複数企業の社債を、SPC(特別目的会社)などにいったんプールして、新たに元利払いの優先度の異なる債券を発行する流動化商品です。

公社債投資信託

国や地方公共団体、公社、公団、一般事業会社などが財源確保のために発行する 証券(債券)を公社債と言います。公社債投資信託とは、この公社 債と短期金融商品のみで運用し、株式を一切組み入れない投資 信託のことです。公社債投資信託にはMMF、中期国債ファンドなど短期公社債に投資するもののほか、長期債、外国債に投資するものもあります。また、税制上は公社債投資信託の分配金は「利子所得」、株式投資信託の配当金は「配当所得」となり、扱いが区別されます。

対米証券投資

米国の財務省が毎月発表している海外から米国への証券投資額(国債、社債等含む)の統計。 貿易収支の赤字幅をカバーできる米国への証券投資があれば、貿易赤字を縮小する要因となり、米ドルが買われることになります。その逆に米国への証券投資が貿易収支の赤字幅をカバーできなければ、米ドル売りの要因となります。

MMF

Money Management Fund(マネー・マネジメント・ファンド) の略。 内外の公社債などを中心に運用し、安定運用を行う出し入れ自由の「追加型公社債投資信託」です。 金利の自由化の中、スーパー定期などの自由金利預金の導入を図った銀行業界に対抗...

MRF

Money Reserve Fund(マネー・リザーブ・ファンド)の略。日本版ビッグバンの一環として1997年に登場。1円以上1円単位で利用でき、高格付の公社債や譲渡性預金などといった短期金融商品が運用対象。安全性の高い公社債型投資信託で、MMFや中期国債ファンド...

CB

Convertible Bondの略。転換社債。一定の期間(転換期間)内に一定の条件で当該者社債発行会社の株式に転換することができる債券のことです。CBは社債の一つの形態ですから、投資者にとっては確定利付債としての利息収入が毎期得られるほか、 一般的には(理...

有利子負債

支払利息の生じる負債の合計のこと。短期借入金、長期借入金、社債、転換社債などが該当します。

予想分配率

中期国債ファンドや公社債投信などの投資信託は、利率が表示された公社債を中心に運用されることから、決算時の分配金額が予測できます。その分配金を元本に対する年利回りに換算したのが予想分配率です。

マル優

次に挙げる対象者であれば、元本350万円以下のファンドの収益分配金、債券の利金、定期預金等の利息が非課税になる制度です。 1)65歳以上の高齢者 2)遺族基礎年金受給者や寡婦年金受給者 3)身体障害者手帳の交付を受けている人等 マル優の対象と...

普通分配金

公社債およびコールローンの利子、株式の配当金、それらの値上がりによる売買益など、通常の運用益からの分配金。追加型投資信託における特別分配金と区別されます。